夏に増える交通事故と体の不調

〜事故後の腰痛やむちうちには、専門的なケアを〜

夏は旅行や帰省、レジャーなどで車を使う機会が多くなり、それに伴って交通事故が増加する季節です。
楽しい時間を過ごしている最中に、不意に巻き込まれてしまう事故。
自分に過失がなかったとしても、身体や心には大きなダメージが残ることがあります。

ハリココ鍼灸治療院では、事故後の「なんとなく不調」「痛みが取れない」「病院では異常なしと言われた」といったお悩みを抱える方が多く来院されています。
特に、事故による腰痛・むちうち・肩こり・頭痛・しびれなどは、放置すると慢性化してしまう可能性があるため、早期対応が大切です。


なぜ夏に事故が増えるのか?

夏の暑さは体力を奪うだけでなく、自律神経のバランスにも影響します。
高温多湿の環境では、発汗や体温調節のために交感神経が優位になりやすく、結果として集中力や判断力が低下します。
長距離運転や渋滞のストレス、睡眠不足、レジャー疲れが重なると、ほんの少しの油断が事故を招く引き金になってしまいます。

また、夏休み中は普段運転をあまりしない人も増え、交通量も多くなります。
とくに高速道路や幹線道路では追突事故、信号待ちでの接触事故が多くなり、軽度な衝撃であっても体には強い負担がかかることがあります。


事故直後は「平気」でも、数日後から不調が始まる

交通事故の直後は、アドレナリンの影響などで痛みを感じにくく、「大丈夫」と思ってしまうことがあります。
しかし、数時間〜数日たってから、以下のような症状が出始める方が非常に多くいます。

  • 首や腰の痛み

  • 肩の重だるさ

  • 頭痛や吐き気

  • 手足のしびれ

  • 眠りが浅くなる

  • 疲れやすい、集中できない

このような症状は、レントゲンやMRIでは明確な異常が見つからないことがほとんどです。
しかし、筋肉の深部や神経系、自律神経の乱れが関係していることが多く、体が緊張状態から抜け出せないまま時間が過ぎてしまうことがあります。


トリガーポイントによる関連痛に注意

事故の衝撃で筋肉が過緊張を起こすと、トリガーポイントという「痛みの発信源」が生じることがあります。
このトリガーポイントは、触れるとコリコリとした硬いしこりのような感触で、押すと離れた部位にまで痛みが広がるのが特徴です。

たとえば、首のトリガーポイントが肩や腕に痛みを飛ばしたり、腰のトリガーポイントが太ももや膝の裏に痛みを出すこともあります。
これが「関連痛」と呼ばれる現象で、画像検査では原因が分からず、「異常なし」と判断されてしまうことが多いのです。

当院では、このトリガーポイントを丁寧に評価し、手技や鍼灸でピンポイントにケアしていきます。


ハリココ鍼灸治療院の事故後ケア

当院では、以下のような流れで、事故後の不調に対応しています。

  1. 詳細な問診と事故状況の確認

  2. 触診・動作確認により、痛みの根本を評価

  3. トリガーポイント・自律神経の状態を判断

  4. 鍼灸・整体・手技を組み合わせた施術

  5. 日常生活のアドバイスとストレッチ指導

施術では、単に痛みを取るだけでなく、体全体のバランスを整え、回復力を高めることを重視しています。
必要に応じて、医療機関との連携や紹介も行っております。


事故による心理的ダメージにも目を向けて

交通事故は、身体だけでなく心にも影響を与える出来事です。
とくに事故直後は、無意識のうちに呼吸が浅くなったり、交感神経が優位になって眠りづらくなる方も少なくありません。

ハリココでは、静かな個室空間での施術により、心身ともにリラックスできる環境を整えています。
不安や緊張が強い方には、呼吸法やツボ押しなど、自宅でできるケアの指導も行っています。


まとめ:夏の事故は早期対応がカギ

夏は事故が増える季節。
痛みや不調を放っておくと、慢性化して回復に時間がかかってしまいます。
「たいしたことはない」「様子を見よう」ではなく、少しでも違和感がある時点で体を整えることが、回復への第一歩です。

病院で異常がないと言われた方や、痛みの原因がわからないまま困っている方こそ、一度ご相談ください。
ハリココ鍼灸治療院では、交通事故による体のトラブルに対して、東洋医学と整体の視点から、丁寧に対応いたします。