夏の肩こりが悪化する3つの原因とは?冷え・姿勢・疲労の関係を解説
この記事でわかること
- 夏に肩こりが悪化しやすい理由
- 肩こりを引き起こす主な原因
- 放置することで起こり得る影響
- 自宅で実践できるセルフケア
- 身体全体を見直すことが大切な理由
1. 肩こりとは?夏にも起こりやすい身近な不調
肩こりとは、首から肩、肩甲骨周囲にかけて筋肉が緊張し、重だるさや張り、痛みなどを感じる状態を指します。日本人に多い身体の悩みの一つであり、年齢や性別を問わず多くの方が経験しています。特にデスクワークやスマートフォンを使う時間が長い方では、慢性的な肩こりに悩まされることも少なくありません。
「肩こりは冬に悪化する」というイメージを持たれる方もいますが、実際には夏にも肩こりを訴える方が増える傾向があります。その背景には、冷房による身体の冷え、屋外と室内の温度差、睡眠の質の低下、暑さによる疲労の蓄積など、夏ならではの生活環境があります。
例えば、冷房が効いた室内で長時間過ごすと、肩や首周囲の筋肉が冷えて血流が滞りやすくなります。また、暑さを避けるために室内で過ごす時間が増えることで運動不足になり、筋肉を動かす機会が減ることも肩こりにつながる要因の一つです。
さらに、肩こりは肩だけの問題ではありません。猫背や巻き肩、ストレートネック、骨盤周囲のバランスの変化、股関節の動きの低下など、身体全体の状態が肩への負担に影響している場合もあります。そのため、肩だけを集中的にケアするのではなく、全身のバランスを考えることが大切です。
2. 夏の肩こりが悪化する主な原因
肩こりは、一つの原因だけで起こるわけではありません。多くの場合、日々の生活習慣や身体の使い方が積み重なり、筋肉や関節に負担がかかることで起こります。
特に夏は、冬とは異なる生活環境によって肩こりが悪化しやすい季節です。「冷房」「姿勢」「疲労」という3つの要素が重なり合うことで、肩や首への負担が大きくなることがあります。
ここでは、夏に肩こりが起こりやすくなる主な原因を詳しく見ていきましょう。
原因① 冷房による身体の冷えと血流の低下
夏の室内は冷房が効いており、快適に感じる一方で、身体にとっては冷えすぎてしまう場合があります。
特に肩や首は衣服で覆われていないことが多く、冷たい風が直接当たりやすい部位です。
筋肉は冷えると柔軟性が低下し、血管も収縮しやすくなります。その結果、筋肉へ十分な酸素や栄養が届きにくくなり、疲労物質が排出されにくい状態になることがあります。
このような状態が続くことで、
- 肩が重だるい
- 首が動かしにくい
- 肩甲骨周辺が張る
- 首から肩にかけて痛みを感じる
といった症状につながる可能性があります。
特にオフィス勤務の方は、1日中エアコンの効いた環境で過ごすことも少なくありません。
「外は暑いのに室内では寒い」と感じる方は、身体が冷えによる影響を受けている可能性も考えられます。
原因② 長時間のデスクワーク
近年、肩こりの大きな原因として挙げられるのがデスクワークです。
仕事でパソコンを使う時間が長くなると、
- 首が前に出る
- 背中が丸くなる
- 肩が内側へ巻く
といった姿勢になりやすくなります。
この姿勢を続けると、頭の重さを首や肩の筋肉だけで支える時間が長くなります。
成人の頭の重さは体重の約10%程度あるといわれています。
例えば体重60kgの方であれば、約6kgもの重さがあります。
本来であれば背骨全体で支える重さを、首だけで支え続けることになるため、肩周囲の筋肉には大きな負担がかかります。
さらに集中して作業をしていると、
「気づけば2〜3時間ほとんど動いていなかった」
ということも珍しくありません。
筋肉は動かさない時間が長くなるほど血流が低下しやすくなり、肩こりにつながる悪循環が生まれます。
原因③ スマートフォンの使用時間増加
仕事以外の時間でも、スマートフォンを見る時間は年々増えています。
SNSや動画、ニュースなどを見ていると、気づけば数十分から数時間同じ姿勢を続けていることもあります。
スマートフォンを見る姿勢では、
- 顔が下を向く
- 首が前へ突き出る
- 肩が内側へ入る
という姿勢になりやすく、首から肩にかけての筋肉へ負担が集中します。
この状態が習慣になると、
- 首こり
- 肩こり
- 肩甲骨周囲の張り
- 頭痛
などを感じやすくなる場合があります。
夏休み期間はお子さまだけでなく、大人も動画視聴やスマートフォン利用時間が増えやすいため、肩こりが悪化するきっかけになることがあります。
原因④ 睡眠の質の低下
暑さで寝苦しい夜が続くと、睡眠の質が低下しやすくなります。
睡眠中は、身体がその日に受けた負担を回復させる大切な時間です。
しかし、
- 夜中に何度も目が覚める
- 寝返りが少ない
- エアコンを切って暑くなる
- 逆に冷えすぎる
といった状況では、筋肉の疲労が十分に回復しない場合があります。
翌朝から肩が重く感じたり、疲れが抜けないと感じたりする背景には、睡眠環境が影響している可能性もあります。
寝具や枕が合っていない場合も、首や肩への負担が増える要因となるため、一度見直してみることも大切です。
原因⑤ 運動不足による筋力・柔軟性の低下
夏は暑さを避けるため、外出や運動の機会が減る方も少なくありません。
身体を動かす時間が減ると、
- 血流が低下する
- 関節の動きが小さくなる
- 筋肉が硬くなる
- 姿勢を支える筋力が低下する
といった変化が起こる可能性があります。
肩甲骨は本来、腕を動かすたびに大きく動く構造ですが、運動不足になると可動域が狭くなり、肩周囲の筋肉だけが過剰に働く状態になりやすくなります。
その結果、肩こりを繰り返しやすくなることがあります。
原因⑥ 身体全体のバランスの乱れ
肩こりというと肩だけをイメージされる方が多いですが、実際には身体全体のバランスが影響していることも少なくありません。
例えば、
- 骨盤が前後に傾いている
- 股関節の動きが硬い
- 背骨の動きが少ない
- 左右どちらかに体重をかける癖がある
- 足を組む習慣がある
といった状態では、肩だけでなく全身の筋肉の使い方に偏りが生じます。
その結果、肩や首の筋肉が必要以上に働き続け、慢性的な肩こりにつながる可能性があります。
肩をほぐしてもすぐに元へ戻ってしまう場合は、肩そのものだけではなく、身体全体の使い方や姿勢が関係していることも考えられます。
夏の肩こりを引き起こす要因チェック
次の項目に当てはまるものが多いほど、肩や首へ負担がかかっている可能性があります。
- エアコンの風が肩や首に直接当たることが多い
- パソコン作業が1日4時間以上ある
- スマートフォンを見る時間が長い
- 同じ姿勢で過ごすことが多い
- 運動する機会が少ない
- 夜中に目が覚めやすい
- 肩だけでなく首や肩甲骨まで重だるさを感じる
- 猫背や巻き肩を指摘されたことがある
- 肩を揉んでもすぐに元の状態へ戻ってしまう
3項目以上当てはまる場合は、生活習慣や身体の使い方を見直すことで、肩への負担軽減につながる可能性があります。
3. 肩こりを放置するとどうなる?考えられるリスク
「肩こりはよくあることだから、そのうち楽になるだろう」
「仕事が忙しい時期だけだから仕方ない」
このように考え、肩こりを我慢しながら生活している方は少なくありません。
確かに、一時的な疲労による肩こりであれば、十分な休息や睡眠によって負担が軽減される場合もあります。しかし、肩こりが何週間、何か月と続いている場合は、身体のどこかに負担が蓄積しているサインである可能性があります。
肩こりそのものが重大な病気というわけではありませんが、放置することで日常生活にさまざまな影響を及ぼすことがあります。
ここでは、肩こりを放置することで考えられるリスクについて詳しく解説します。
1. 首や肩の筋肉がさらに硬くなりやすい
肩こりが続くと、肩や首の筋肉は緊張した状態が長く続きます。
筋肉は本来、「縮む」と「ゆるむ」を繰り返すことで柔軟性を保っています。しかし、同じ姿勢や負担が続くと、筋肉が十分に伸び縮みできず、徐々に硬くなっていきます。
筋肉が硬くなると、
- 血流が滞りやすくなる
- 老廃物がたまりやすくなる
- 酸素や栄養が届きにくくなる
という状態になりやすく、さらに肩こりを感じやすくなる悪循環が生まれることがあります。
「以前より肩が重い」
「昔より肩が上がりにくい」
という変化を感じる場合は、筋肉の柔軟性が低下している可能性も考えられます。
2. 頭痛や首の不快感につながることがある
肩や首の筋肉が緊張すると、その周囲の筋肉にも負担が広がることがあります。
その結果、
- 後頭部が重い
- 首の付け根が痛い
- 頭が締め付けられるような感じがする
といった不快感につながる場合があります。
もちろん、頭痛にはさまざまな原因があるため、すべてが肩こりによるものではありません。しかし、長時間のデスクワークや姿勢の乱れによって首や肩に負担がかかり、その影響で頭部に違和感を覚えるケースは少なくありません。
肩こりと頭痛を繰り返している方は、肩だけでなく姿勢や生活習慣もあわせて見直すことが重要です。
3. 肩甲骨や背中まで張りを感じやすくなる
肩こりが長く続くと、負担は肩だけにとどまらない場合があります。
肩甲骨周囲や背中の筋肉は、肩の動きを支える重要な役割を担っています。
肩だけが緊張した状態では身体はバランスを保てないため、周囲の筋肉も一緒に働き続けることになります。
すると、
- 背中が張る
- 肩甲骨の内側が痛い
- 深呼吸しづらいように感じる
- 身体全体が重だるい
といった症状へ広がることがあります。
肩だけをマッサージしても背中の張りが残る場合は、このような全身の連動が影響している可能性があります。
4. 姿勢がさらに崩れやすくなる
肩こりがある方は、無意識のうちに痛みや張りを避ける姿勢をとることがあります。
例えば、
- 肩をすくめる
- 首を前へ出す
- 背中を丸める
- 身体を左右どちらかへ傾ける
などの姿勢が続くと、本来の身体のバランスから少しずつ離れていきます。
姿勢が崩れると、
- 首への負担
- 肩への負担
- 腰への負担
がさらに増え、新たな不調につながる可能性があります。
肩こりだけだったものが、腰痛や股関節の違和感などへ広がることもあるため、姿勢全体を見直すことは大切です。
5. 睡眠の質が低下することがある
肩や首の張りが強いと、寝返りが打ちにくくなったり、楽な姿勢が見つかりにくくなったりする場合があります。
その結果、
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 朝起きても疲れが残る
といった状態になることがあります。
睡眠の質が低下すると、筋肉の回復も十分に行われにくくなります。
すると翌日も肩こりを感じやすくなり、疲労が蓄積しやすい状態が続くという悪循環に陥ることがあります。
6. 集中力や仕事の効率へ影響する可能性
肩こりが続くと、常に肩や首の違和感が気になり、仕事や家事に集中しにくくなることがあります。
例えば、
- パソコン作業が続かない
- 読書に集中できない
- 長時間の運転がつらい
- 家事の途中で休憩が増える
など、日常生活への影響を感じる方もいます。
肩こりは命に関わる症状ではないからこそ見過ごされやすい一方で、生活の質(QOL)を低下させる要因の一つになることがあります。
「肩だけ」の問題ではないことも
肩こりが続いている方の中には、
- 骨盤の傾き
- 股関節の硬さ
- 背骨の動きの低下
- 足の使い方の偏り
など、肩以外の部位に負担の原因が隠れているケースもあります。
身体は各部位が連携して動くため、一か所の動きが悪くなると、別の部位がその分を補おうとして負担が集中することがあります。
そのため、肩だけに着目するのではなく、身体全体の動きやバランスを確認することが、肩こりを繰り返さないための重要な視点となります。
次のような状態が続く場合は一度身体を見直しましょう
以下のような状態が続いている場合は、生活習慣や身体の使い方を見直すきっかけになるかもしれません。
- 肩こりが数週間以上続いている
- 肩だけでなく首や背中まで張りを感じる
- マッサージを受けてもすぐ元に戻る
- デスクワーク後に肩が特につらくなる
- 朝から肩が重だるい
- 姿勢が悪いと感じることが多い
- 肩こりと頭の重さを繰り返している
こうした状態では、肩そのものだけではなく、日常生活や身体全体のバランスが関係している可能性があります。
4. 夏の肩こりを軽減するためのセルフケア
肩こりは日々の生活習慣や身体の使い方が大きく関係しています。
そのため、一時的に肩を揉んだり湿布を貼ったりするだけでは、負担の軽減につながりにくい場合があります。
もちろん、セルフケアだけですべての肩こりに対応できるわけではありません。しかし、日常生活の中で身体への負担を減らす工夫を積み重ねることで、肩こりを繰り返しにくい身体づくりを目指すことは可能です。
ここでは、今日から実践しやすいセルフケアを、理由とともに詳しくご紹介します。
1. 1時間に一度は姿勢をリセットする
デスクワークや読書、スマートフォンの操作では、同じ姿勢が長時間続きやすくなります。
人間の身体は、本来「動くこと」を前提に作られています。
同じ姿勢が続くと、
- 筋肉が緊張し続ける
- 血流が低下する
- 関節の動きが小さくなる
といった変化が起こりやすくなります。
そのため、肩こり予防では「正しい姿勢をずっと維持する」ことよりも、「同じ姿勢を続けない」ことが大切です。
おすすめは、1時間に1回程度立ち上がり、2〜3分身体を動かすことです。
例えば、
- コピーを取りに行く
- 水分補給をする
- 軽く歩く
- 窓の外を見る
このような小さな動きでも、筋肉への負担を分散させる効果が期待できます。
2. 肩甲骨を意識して動かす
肩こりと深く関係しているのが肩甲骨です。
肩甲骨は腕を動かすたびに連動して動く骨ですが、デスクワーク中心の生活では動く範囲が小さくなりがちです。
肩甲骨の動きが少なくなると、
- 首の筋肉
- 肩の筋肉
- 背中の筋肉
が必要以上に働く状態になり、肩こりにつながることがあります。
おすすめなのは、肩甲骨をゆっくり寄せる運動です。
肩甲骨を寄せる体操
- 背筋を軽く伸ばす
- 両肩を後ろへゆっくり引く
- 肩甲骨を寄せるイメージで5秒保持
- 力を抜く
- 5〜10回繰り返す
勢いをつける必要はありません。
ゆっくりと呼吸をしながら行うことで、肩周囲の筋肉が動きやすくなります。
3. 首を優しく動かして筋肉をリラックスさせる
肩こりがある方の多くは、首周囲の筋肉も硬くなっています。
ただし、首はとても繊細な部位です。
痛みを我慢して大きく回したり、強く伸ばしたりすることは避けましょう。
おすすめは、
- ゆっくり左右を見る
- 軽くうなずく
- 耳を肩へ近づけるように横へ倒す
といった無理のない範囲での運動です。
それぞれ10秒程度を目安に、痛みのない範囲で行いましょう。
4. 身体を冷やしすぎない工夫をする
夏は熱中症対策として冷房が欠かせません。
しかし、冷房による冷えは肩こりの一因になることがあります。
無理にエアコンを我慢する必要はありませんが、
- カーディガンを羽織る
- ストールを使う
- エアコンの風向きを調整する
- 首元を直接冷やさない
などの工夫を取り入れることで、肩や首への冷えを和らげられる場合があります。
また、冷たい飲み物ばかりを摂るのではなく、温かい飲み物を取り入れることも身体を冷やしすぎないための一つの方法です。
5. 適度なウォーキングを取り入れる
肩こりというと肩だけを動かそうと考えがちですが、全身運動も重要です。
ウォーキングでは、
- 下半身の筋肉が動く
- 全身の血流が促される
- 姿勢を保つ筋肉が働く
ため、肩周囲にも良い影響が期待できます。
夏は気温が高いため、
- 朝早い時間
- 夕方以降
- 日陰の多い場所
など、暑さを避けながら20〜30分程度歩くことがおすすめです。
無理をして炎天下で運動すると、かえって疲労が蓄積することもあるため、体調に合わせて行いましょう。
6. 睡眠環境を見直す
肩こりを繰り返す方は、睡眠環境にも目を向けてみましょう。
例えば、
- 枕の高さが合っていない
- エアコンで身体が冷えすぎている
- 寝返りしにくい寝具を使っている
といった環境では、首や肩への負担が増えることがあります。
睡眠中は身体を回復させる大切な時間です。
寝室の温度や湿度を適切に保ち、寝返りがしやすい環境を整えることも肩こり予防につながります。
7. 水分補給を意識する
夏は汗をかく量が増えるため、水分不足にも注意が必要です。
水分が不足すると、体内の循環に影響を与え、疲労感を感じやすくなることがあります。
喉が渇いてからではなく、
- 起床後
- 食事中
- 外出前後
- 入浴後
など、こまめに水分を補給する習慣をつけましょう。
アルコールやカフェインを含む飲み物だけでなく、水や麦茶なども取り入れることがおすすめです。
セルフケアを続けるためのポイント
セルフケアは、一度だけ行えばよいものではありません。
肩こりは毎日の生活習慣が積み重なって起こることが多いため、無理なく継続できる方法を選ぶことが大切です。
例えば、
- 朝に肩甲骨体操を5分行う
- 仕事中は1時間ごとに立ち上がる
- 入浴後に首を軽く動かす
- 就寝前にスマートフォンを見る時間を減らす
といったように、小さな習慣を積み重ねることで、身体への負担を軽減しやすくなります。
一方で、セルフケアを続けても肩こりが改善しない場合や、痛みが強くなる場合、しびれなどほかの症状を伴う場合には、無理をせず身体の状態を確認することも大切です。
セルフケアだけでは対応が難しい場合もある
肩こりは生活習慣が関係することが多い一方で、身体全体のバランスや筋肉の使い方に原因がある場合もあります。
そのようなケースでは、肩だけを動かしたり温めたりするだけでは十分ではないこともあります。
肩こりを繰り返さないためには、「肩」だけを見るのではなく、「身体全体の動き」を見直すという視点も重要です。
5. ハリココ鍼灸治療院・整体院が考える肩こりへのアプローチ
肩こりという症状は、多くの方が経験する身近な不調ですが、その原因は人によって異なります。
同じように「肩がつらい」と感じていても、
- デスクワークによる姿勢の影響
- 冷房による冷え
- 運動不足
- 身体全体のバランスの変化
- 日常生活での身体の使い方
など、さまざまな要因が重なっていることがあります。
そのため、肩だけに着目してケアを行うのではなく、「なぜ肩へ負担がかかっているのか」という背景まで確認することが重要だと私たちは考えています。
肩だけが原因とは限らない
肩こりを感じる場所は肩周辺ですが、実際には肩そのものが原因ではないケースも少なくありません。
例えば、
- 骨盤の傾き
- 背骨の動きの低下
- 股関節の柔軟性不足
- 足の重心バランス
- 左右の身体の使い方の偏り
などが影響し、結果として肩へ負担が集中している場合があります。
人の身体はすべての部位が連動して動いています。
そのため、一か所の動きが悪くなると、別の部位が無意識にその役割を補おうとします。
肩こりが慢性化している方では、この「かばう動き」が長期間続いていることも珍しくありません。
身体全体のバランスを確認する理由
肩こりを繰り返す方では、肩だけを施術しても一時的には楽になったように感じるものの、しばらくすると再び同じような不調を感じることがあります。
これは、肩へ負担がかかる原因が残ったままになっている可能性があるためです。
例えば、
- 骨盤の傾きによって姿勢が崩れている
- 股関節の動きが少なく歩き方に偏りがある
- 胸椎(背中の背骨)の動きが硬くなっている
- 呼吸が浅く、首や肩の筋肉が過剰に働いている
このような状態では、肩だけをケアしても、日常生活の中で再び負担がかかりやすくなります。
そのため、肩だけでなく身体全体の状態を確認し、それぞれの方に合ったケアを考えることが大切です。
トリガーポイントという考え方
ハリココ鍼灸治療院・整体院では、筋肉の状態にも着目しています。
その中で大切にしている考え方の一つがトリガーポイントです。
トリガーポイントとは、筋肉へ負担が蓄積することで硬くなり、周囲へ影響を与えている状態を指す考え方です。
例えば、肩が痛いと感じていても、
- 首の筋肉
- 肩甲骨周囲の筋肉
- 背中の筋肉
- 胸の筋肉
など、別の部位の筋肉が関係している場合があります。
そのため、痛みや違和感を感じる場所だけではなく、筋肉全体の状態を確認することが重要になります。
一人ひとり生活習慣が異なるからこそ
肩こりの原因は、仕事や生活環境によっても大きく変わります。
例えば、
デスクワーク中心の方
- パソコン作業が長い
- 座る時間が長い
- 首が前へ出やすい
立ち仕事が多い方
- 同じ場所で立ち続ける
- 肩に力が入りやすい
- 腰や足の疲労が肩へ影響する
子育て中の方
- 抱っこが多い
- 前かがみ姿勢が続く
- 睡眠時間が不規則
車の運転が多い方
- ハンドルを握る姿勢が続く
- 肩が上がりやすい
- 長時間同じ姿勢になりやすい
このように生活習慣が異なれば、身体へかかる負担も変わります。
そのため、身体の状態だけではなく、普段の生活についてお話を伺うことも、原因を考えるうえで大切な要素となります。
セルフケアと組み合わせることが大切
身体のケアは、施術だけ、セルフケアだけというものではありません。
日常生活の過ごし方も含めて取り組むことで、肩への負担軽減を目指しやすくなります。
例えば、
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 定期的に肩甲骨を動かす
- 身体を冷やしすぎない
- 睡眠環境を整える
- 適度な運動を続ける
こうした日々の積み重ねが、身体への負担を減らすことにつながります。
一人ひとりの生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を取り入れることが重要です。
身体の小さな変化にも目を向ける
肩こりは、急に強い症状として現れるだけではありません。
最初は、
- 肩が少し重い
- 首が動かしにくい
- 疲れると肩が張る
- 朝だけ違和感がある
といった小さなサインから始まることもあります。
こうした変化を「疲れているだけ」と見過ごしてしまうと、同じ生活習慣が続き、負担が蓄積していく可能性があります。
だからこそ、日頃から自分の身体の状態に目を向け、早めに生活習慣を見直すことが大切です。
6. まとめ
夏は冷房による冷えや屋内外の温度差、デスクワークやスマートフォンの使用時間の増加、睡眠の質の低下など、肩こりを感じやすい要因が重なりやすい季節です。
肩こりは肩だけの問題ではなく、姿勢や生活習慣、身体全体のバランスが関係していることも少なくありません。
日頃から、
- 同じ姿勢を続けない
- 肩甲骨を意識して動かす
- 身体を冷やしすぎない
- 適度な運動を取り入れる
- 睡眠環境を整える
といったセルフケアを継続することで、肩への負担軽減につながる可能性があります。
それでも肩こりを繰り返す場合や、セルフケアだけでは変化を感じにくい場合は、一度身体全体の状態を確認してみることも選択肢の一つです。
ハリココ鍼灸治療院・整体院では、国家資格者が一人ひとりの身体の状態や生活習慣を確認し、肩だけではなく身体全体のバランスを考えながらサポートしています。
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 夏なのに肩こりがひどくなるのはなぜですか?
夏は気温が高い一方で、冷房の効いた室内で過ごす時間が増えるため、首や肩の筋肉が冷えやすくなります。また、屋外との温度差や睡眠不足、暑さによる疲労の蓄積、運動不足なども重なり、肩こりを感じやすくなることがあります。
Q2. 肩こりは温めた方がよいのでしょうか?
慢性的な肩こりでは、身体を冷やしすぎないことが大切です。入浴や温かいタオルなどで肩や首を心地よく温めることで、筋肉がリラックスしやすくなる場合があります。
ただし、強い痛みや熱感、腫れなどを伴う場合には原因が異なる可能性もあるため、自己判断せず身体の状態を確認することが大切です。
Q3. 肩を揉めば肩こりは改善しますか?
肩を揉むことで一時的に楽に感じることはありますが、肩こりの原因が姿勢や生活習慣、身体全体のバランスにある場合は、時間の経過とともに同じ症状を繰り返すことがあります。
肩だけでなく、肩へ負担がかかる原因もあわせて見直すことが重要です。
Q4. デスクワーク中にできる肩こり対策はありますか?
おすすめなのは、1時間に一度は席を立ち、軽く身体を動かすことです。
さらに、
- 肩甲骨をゆっくり動かす
- 首を軽く動かす
- 深呼吸をする
- モニターの高さを見直す
- 肘や足裏を安定させる
といった工夫を取り入れることで、肩や首への負担軽減が期待できます。
Q5. 肩こりと頭痛には関係がありますか?
肩や首の筋肉が緊張すると、頭部に違和感や重だるさを感じる方もいます。ただし、頭痛にはさまざまな原因が考えられるため、すべてが肩こりによるものとは限りません。
頭痛が頻繁に起こる場合や症状が強い場合には、医療機関への相談も検討しましょう。
Q6. 肩こりは運動すると良くなりますか?
ウォーキングやストレッチなどの適度な運動は、血流を促し、筋肉や関節を動かすきっかけとなるため、肩こりの予防や負担軽減につながる可能性があります。
一方で、痛みを我慢して無理に運動を行うとかえって負担が大きくなる場合もあります。体調に合わせて無理のない範囲で続けることが大切です。
Q7. 肩こりが続く場合はどうしたらよいですか?
セルフケアを続けても肩こりを繰り返す場合や、日常生活に支障を感じる場合は、一度身体全体の状態を確認することも選択肢の一つです。
肩だけではなく、姿勢や生活習慣、身体の動きなどを総合的に確認することで、肩への負担につながっている要因が見つかる場合があります。
淡路島で肩こりのお悩みはハリココ鍼灸治療院・整体院へ
ハリココ鍼灸治療院・整体院では、国家資格者が一人ひとりのお身体の状態や生活習慣を確認し、肩だけではなく身体全体のバランスを考えながらサポートしています。
【南あわじ本院】
〒656-0461
兵庫県南あわじ市市円行寺150番地
(ショッピングプラザパルティ敷地内)
【洲本院】
〒656-0025
兵庫県洲本市本町5丁目4-24
(イオンスタイル洲本店近く)
【淡路志筑院】
〒656-2131
兵庫県淡路市志筑1731-2
(コメダ珈琲淡路志筑店横)
ご自身の身体の状態を知ることは、不調を繰り返さないための第一歩です。肩こりや首こりなどでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
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※島外よりお越しの方へ※
当院では根本治療を目的としており、そのためには定期的な通院をお願いすることになるため、通院が難しい島外の方は初回キャンペーン価格が適用外となります。(通常価格8,800円での施術とさせていただいております。あらかじめご了承の上、ご予約をお願いいたします。)






