緊張型頭痛とは?肩こり・首こりとの関係や原因・セルフケア・予防方法を詳しく解説
この記事でわかること
- 緊張型頭痛とはどのような頭痛か
- 肩こり・首こりとの関係
- 頭痛が起こる主な原因
- 放置するリスク
- 自宅でできるセルフケア
- 頭痛を予防する生活習慣
- 医療機関を受診する目安
1. 緊張型頭痛とは?知っておきたい基礎知識
緊張型頭痛は、頭全体や後頭部を中心に締め付けられるような重い痛みを感じることが多い頭痛です。
人によって症状の現れ方は異なりますが、
- 頭が重い
- 頭をベルトで締め付けられるように感じる
- 首や肩のこりと同時に起こる
- 長時間のデスクワーク後に悪化しやすい
- 夕方になると症状が強くなる
といった特徴がみられることがあります。
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の緊張、姿勢の崩れ、長時間同じ姿勢を続ける生活習慣、精神的なストレスなど、複数の要因が重なって起こると考えられています。
また、頭痛には片頭痛や群発頭痛など、性質や対応が異なるものもあります。
そのため、自己判断だけで済ませるのではなく、症状の特徴を把握し、必要に応じて医療機関へ相談することが大切です。
さらに、緊張型頭痛を繰り返さないためには、頭だけを見るのではなく、首・肩・肩甲骨・背骨・骨盤など、身体全体のバランスや生活習慣にも目を向けることが重要です。
次章では、「緊張型頭痛が起こる主な原因」について、姿勢・筋肉・ストレス・生活習慣などの観点から詳しく解説していきます。
2. 緊張型頭痛が起こる主な原因
緊張型頭痛は、「疲れているから頭が痛い」「寝不足だから仕方がない」と考えられることがあります。
もちろん、疲労や睡眠不足が影響する場合もありますが、それだけが原因とは限りません。
緊張型頭痛は、
- 長時間同じ姿勢を続けること
- 首や肩の筋肉の緊張
- 姿勢の崩れ
- 精神的なストレス
- 運動不足
など、複数の要因が重なって起こると考えられています。
頭痛が起きている場所だけを見るのではなく、「なぜ首や肩へ負担が集中しているのか」という背景を考えることも大切です。
ここでは、緊張型頭痛につながる代表的な原因について詳しく解説します。
原因① 長時間のデスクワーク
現代では、仕事中にパソコンを使用する時間が長い方が増えています。
デスクワークでは、
- モニターを見る
- キーボードを操作する
- マウスを使う
といった姿勢が何時間も続くことがあります。
この状態では頭が少し前へ出やすくなり、首や肩の筋肉は頭を支え続けるため、緊張した状態が続きます。
さらに、
- 休憩を取らない
- 同じ姿勢を続ける
- 肩へ力が入りやすい
などが重なることで、首や肩の負担はさらに大きくなることがあります。
その結果、首こりや肩こりとともに頭の重さを感じる方も少なくありません。
原因② 首や肩の筋肉の緊張
緊張型頭痛では、首や肩の筋肉の状態も深く関係しています。
例えば、
- 僧帽筋
- 肩甲挙筋
- 後頭部の筋肉
などへ負担が蓄積すると、頭の後ろから首にかけて重だるさや張りを感じることがあります。
筋肉が緊張した状態が長く続くことで、頭全体を締め付けられるような感覚につながる場合もあります。
もちろん、頭痛にはさまざまな種類があるため、すべてが筋肉だけで説明できるわけではありません。
しかし、首や肩のこりを一緒に感じる方では、筋肉の状態も確認することが大切です。
原因③ 猫背やストレートネック
姿勢の崩れも、緊張型頭痛に関係する要因の一つです。
例えば、
- 猫背
- 巻き肩
- ストレートネック
- 頭が前へ出た姿勢
では、首の後ろの筋肉が頭を支え続ける時間が長くなります。
また、肩甲骨の動きも少なくなり、
- 首
- 肩
- 背中
へ負担が集中しやすくなります。
そのため、姿勢が崩れた状態を長時間続けることで、頭痛につながる場合があります。
原因④ 精神的なストレス
仕事や家事、人間関係などによる精神的なストレスも、筋肉の緊張へ影響することがあります。
緊張すると、
- 肩へ力が入る
- 呼吸が浅くなる
- 無意識に歯を食いしばる
といった状態になる方もいます。
これらが続くことで、首や肩の筋肉が緊張しやすくなり、頭痛を感じることがあります。
身体だけでなく、心身の疲労が積み重なっている場合もあるため、休息や睡眠を十分に取ることも大切です。
原因⑤ 運動不足
身体を動かす機会が少なくなると、
- 首や肩の筋肉が硬くなる
- 姿勢を支える筋力が低下する
- 肩甲骨が動きにくくなる
などの変化が起こりやすくなります。
特にデスクワーク中心の生活では、仕事中にほとんど身体を動かさない日もあります。
適度なウォーキングやストレッチなどで身体を動かす習慣を作ることは、身体づくりにも役立ちます。
原因⑥ 目の疲れ
パソコンやスマートフォンを長時間見続けると、目の疲れを感じる方も多いでしょう。
目を酷使すると、画面へ集中するあまり瞬きが少なくなったり、首を前へ出した姿勢が続いたりすることがあります。
また、細かい文字を見続けることで、無意識に肩へ力が入りやすくなる場合もあります。
そのため、1時間に一度は画面から目を離し、遠くを見るなどして目を休ませることも大切です。
原因⑦ 身体全体のバランスの変化
頭痛だからといって、頭だけに原因があるとは限りません。
例えば、
- 骨盤の傾き
- 背骨の柔軟性低下
- 股関節の動きの少なさ
- 左右の重心バランス
などが変化すると、その影響が首や肩まで及ぶことがあります。
身体はすべての部位がつながっているため、頭痛がある場合でも身体全体を確認するという考え方が重要です。
緊張型頭痛になりやすい人チェック
次の項目に当てはまるものが多い方は、頭痛につながる負担が蓄積している可能性があります。
- デスクワークが長い
- 首こりや肩こりがある
- スマートフォンを長時間使用する
- 猫背と言われたことがある
- ストレートネックを指摘されたことがある
- 運動不足を感じる
- 頭痛を繰り返している
- 睡眠不足が続いている
- ストレスを感じることが多い
- 目が疲れやすい
3項目以上当てはまる場合は、頭痛だけでなく、姿勢や生活習慣も見直してみることをおすすめします。
よくある誤解
「頭痛だから頭だけをケアすればよい」と考えられることがあります。
しかし、緊張型頭痛では首や肩の筋肉、肩甲骨、姿勢、生活習慣などが関係している場合もあります。
そのため、一時的な対処だけではなく、頭痛を繰り返しにくい身体づくりという視点も大切です。
次章では、「緊張型頭痛を放置するとどのような影響が考えられるのか」について、日常生活への影響や注意したいポイントも含めて詳しく解説していきます。
3. 緊張型頭痛を放置するとどうなる?考えられるリスク
「いつもの頭痛だから大丈夫」
「肩こりがひどい日だけだから気にしていない」
「市販の痛み止めを飲めば何とかなる」
このように、頭痛を我慢しながら生活している方は少なくありません。
一時的な疲労や睡眠不足が原因で頭痛が起こることもありますが、何度も繰り返す場合や、日常生活へ影響が出ている場合には、身体へ負担が蓄積しているサインの一つである可能性もあります。
また、緊張型頭痛と似た症状でも、別の病気が隠れていることがあります。
突然経験したことのない激しい頭痛や、手足のしびれ、ろれつが回らない、発熱、意識障害などを伴う場合には、自己判断をせず速やかに医療機関を受診することが大切です。
ここでは、緊張型頭痛を放置した場合に考えられる影響について詳しく見ていきましょう。
1. 頭痛を感じる頻度が増えることがある
最初は「疲れた日の夕方だけ」だった頭痛も、負担が積み重なることで、
- 毎週のように起こる
- 数日に一度起こる
- 毎日のように頭が重い
というように、症状を感じる頻度が増えることがあります。
もちろん、すべての方がこのようになるわけではありません。
しかし、首や肩へ負担がかかる生活習慣が続けば、同じような症状を繰り返しやすくなる可能性があります。
2. 首こりや肩こりが慢性化しやすくなる
緊張型頭痛のある方では、首や肩のこりを同時に感じているケースが多くみられます。
頭痛が起こるたびに首や肩の筋肉が緊張し、その緊張によってさらに頭痛を感じるという悪循環につながる場合もあります。
例えば、
- 首が重い
- 肩が張る
- 肩甲骨まわりが硬い
という状態が続くことで、仕事や家事の後だけではなく、朝から不調を感じることもあります。
3. 集中力が低下することがある
頭痛が続くと、
- パソコン作業へ集中できない
- 本を読むのがつらい
- 会議や勉強に集中できない
など、日常生活へ影響することがあります。
特にデスクワークでは、頭痛を我慢しながら仕事を続けることで姿勢が崩れ、さらに首や肩へ負担がかかるという悪循環が起こりやすくなります。
4. 睡眠の質が低下することもある
首や肩の緊張が続いていると、
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 朝起きても疲れが残る
と感じる方もいます。
睡眠の質が低下すると、身体が十分に休まらず、翌日も首や肩の筋肉が緊張しやすくなる可能性があります。
睡眠不足は頭痛だけでなく、身体全体のコンディションにも影響するため、生活習慣を見直すことも大切です。
5. 趣味や外出を楽しみにくくなる
頭痛が続くことで、
- 外出がおっくうになる
- 趣味へ集中できない
- 長時間の買い物や旅行がつらい
など、活動量が減ってしまうことがあります。
活動量が少なくなると運動不足になりやすく、さらに筋肉の柔軟性や姿勢へ影響することも考えられます。
6. 身体全体のバランスが崩れやすくなる
頭痛があると、無意識に首を動かさないようにしたり、肩へ力を入れたりする方もいます。
その結果、
- 肩甲骨
- 背骨
- 骨盤
などの動きにも影響が及び、身体全体のバランスが崩れやすくなることがあります。
身体は一つの部位だけで動いているわけではないため、一か所の不調が別の部位へ影響することも少なくありません。
7. 痛み止めに頼る生活になることもある
頭痛が頻繁に起こると、市販薬で対応する機会が増える方もいます。
市販薬を適切に使用すること自体が問題というわけではありませんが、繰り返し服用している場合には、一度生活習慣や身体の状態を見直してみることも大切です。
「なぜ頭痛を繰り返しているのか」という背景に目を向けることで、負担の軽減につながる可能性があります。
こんな症状が続く場合は一度相談を
次のような状態が続く場合は、身体の状態を確認することをおすすめします。
- 頭痛を毎週のように繰り返している
- 首こりや肩こりも強い
- デスクワーク後につらくなる
- 頭痛で仕事や家事へ支障がある
- セルフケアを続けても変化を感じにくい
- 睡眠の質が低下している
また、
- 突然経験したことのない激しい頭痛
- 手足のしびれや麻痺
- ろれつが回らない
- 発熱や意識障害
- 強い吐き気や嘔吐
などを伴う場合には、緊張型頭痛とは限らない可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。
よくある誤解
「頭痛は体質だから仕方がない」と思われることがあります。
もちろん、頭痛の原因は人それぞれであり、一つの理由だけでは説明できません。
しかし、姿勢や首・肩の筋肉の状態、肩甲骨の動き、睡眠、運動習慣などを見直すことで、身体への負担軽減を目指せる場合もあります。
そのため、頭痛だけを見るのではなく、生活習慣や身体全体の使い方にも目を向けることが、再発を繰り返しにくい身体づくりにつながります。
次章では、「緊張型頭痛の負担軽減を目指すセルフケア」について、デスクワーク中の工夫やストレッチ、姿勢改善などを理由とともに詳しく解説していきます。
4. 緊張型頭痛の負担軽減を目指すセルフケア
緊張型頭痛を繰り返していると、「頭痛が起きたら薬を飲むしかない」「痛みが治まるまで我慢するしかない」と考えてしまう方も少なくありません。
もちろん、症状が強い場合には無理をせず、医療機関へ相談することが大切です。
一方で、長時間のデスクワークや姿勢の崩れ、首や肩の筋肉の緊張などが関係している場合には、毎日の生活習慣を少し見直すことが頭痛を繰り返しにくい身体づくりにつながる可能性があります。
セルフケアで重要なのは、「頭だけ」を意識するのではなく、首・肩・肩甲骨・背骨・骨盤など、身体全体をバランスよく動かすことです。
ここでは、自宅や職場でも取り組みやすい方法をご紹介します。
1. 長時間同じ姿勢を続けない
緊張型頭痛がある方の多くは、同じ姿勢が長時間続く生活になっていることがあります。
例えば、
- パソコン作業
- 会議
- 車の運転
- 読書
- スマートフォンの操作
などでは、頭の位置がほとんど変わらず、首や肩の筋肉が緊張した状態になりやすくなります。
そのため、1時間に一度は立ち上がり、
- 軽く歩く
- 背伸びをする
- 肩を回す
- 首をゆっくり動かす
など、数分間でも身体を動かす時間を作りましょう。
「良い姿勢を続ける」ことよりも、「同じ姿勢を続けない」ことの方が大切です。
2. 首と肩をやさしくストレッチする
首や肩の筋肉が緊張していると感じる場合には、無理のない範囲でストレッチを取り入れてみましょう。
首横のストレッチ
- 椅子に深く座る
- 背筋を軽く伸ばす
- 片手を反対側の頭へ添える
- 首の横が心地よく伸びる位置で20〜30秒保つ
左右それぞれ2〜3回を目安に行います。
強く引っ張る必要はありません。
「少し伸びて気持ち良い」と感じる程度で十分です。
3. 肩甲骨を積極的に動かす
首と肩甲骨は多くの筋肉でつながっています。
肩甲骨の動きが少なくなると、その分だけ首や肩へ負担が集中しやすくなります。
おすすめなのは、
- 肩を大きく回す
- 肩甲骨を寄せる
- 両腕を前後へゆっくり動かす
といった簡単な運動です。
デスクワークの休憩時間にも取り入れやすく、肩甲骨の動きを意識するきっかけになります。
4. 胸の筋肉を伸ばす
猫背や巻き肩では、胸の前側の筋肉が縮こまりやすくなります。
胸の筋肉が硬くなると肩が前へ引っ張られ、頭も前へ出やすくなるため、首への負担が増えることがあります。
ドア枠に腕を添えて胸をゆっくり開くストレッチや、両手を後ろで組んで胸を開く運動などを取り入れることで、姿勢を見直すきっかけになります。
5. 目を休ませる習慣をつくる
デスクワークでは、画面を何時間も見続けることがあります。
目の疲れが積み重なると、無意識に画面へ顔を近づけたり、肩へ力が入ったりすることがあります。
おすすめなのは、
- 1時間に一度遠くを見る
- 数十秒間目を閉じる
- 意識してまばたきをする
といった簡単な休憩です。
目を休ませることは、首や肩の負担軽減にもつながる可能性があります。
6. 深呼吸を取り入れる
忙しいときや集中しているときは、呼吸が浅くなりやすい傾向があります。
呼吸が浅い状態では肩が上がりやすく、首まわりの筋肉も緊張しやすくなります。
仕事の合間や休憩時間に、
- 鼻からゆっくり息を吸う
- 口からゆっくり吐く
という深呼吸を5回程度繰り返すだけでも、身体の力が抜けやすくなる方もいます。
7. ウォーキングを生活へ取り入れる
緊張型頭痛がある方には、無理のない範囲で身体全体を動かす習慣もおすすめです。
ウォーキングでは、
- 肩甲骨
- 背骨
- 骨盤
- 股関節
などが自然に連動して動きます。
また、歩くことで気分転換にもなり、長時間同じ姿勢から身体を解放する時間にもなります。
最初は15〜20分程度から始め、自分の体力に合わせて継続しましょう。
8. 睡眠環境を見直す
睡眠中は首や肩の筋肉を休ませる大切な時間です。
しかし、
- 枕が高すぎる
- 枕が低すぎる
- 寝返りが打ちにくい
などの環境では、首へ負担がかかることがあります。
自分に合った寝具を選び、十分な睡眠時間を確保することも、身体の回復には欠かせません。
セルフケアを続けるためのポイント
セルフケアは、一度だけ頑張るよりも毎日少しずつ続けることが重要です。
例えば、
- 朝に首と肩のストレッチを行う
- 仕事中は1時間ごとに立ち上がる
- 昼休みに10〜15分歩く
- 入浴後に肩甲骨を動かす
- 寝る前に深呼吸をする
このように生活の流れへ組み込むことで、無理なく続けやすくなります。
セルフケアだけでは対応できない場合もある
セルフケアは身体づくりに役立ちますが、
- 頭痛が頻繁に起こる
- 痛み止めを飲む回数が増えている
- 手足のしびれを伴う
- 激しい頭痛が突然起こる
- 日常生活に大きな支障がある
といった場合には、セルフケアだけで対応しようとせず、医療機関へ相談することが大切です。
また、頭痛にはさまざまな種類があるため、「いつもの頭痛だから」と自己判断を続けないことも重要です。
5. ハリココ鍼灸治療院・整体院が考える緊張型頭痛へのアプローチ
緊張型頭痛が続くと、「頭が痛いから頭だけを何とかしたい」と考える方が多くいらっしゃいます。
もちろん、頭痛が起きている以上、頭部へ意識が向くのは自然なことです。
しかし、ハリココ鍼灸治療院・整体院では、頭痛があるからといって頭だけを見るのではなく、「なぜ頭痛が起こりやすい状態になっているのか」という背景を身体全体から確認することを大切にしています。
緊張型頭痛では、首や肩の筋肉の緊張、姿勢の崩れ、肩甲骨の動き、背骨の柔軟性、日常生活での身体の使い方など、さまざまな要素が関係していることがあります。
そのため、一人ひとりの生活習慣や身体の状態を確認しながら、頭だけではなく全身のバランスを考えることが重要だと考えています。
頭は首だけで支えているわけではない
人の頭は、首だけで支えられているわけではありません。
実際には、
- 首
- 肩
- 肩甲骨
- 背骨
- 胸郭
- 骨盤
- 股関節
などが連動しながら、頭の位置を安定させています。
例えば、骨盤が後ろへ傾くと背中が丸くなりやすくなります。
背中が丸くなると、そのままでは前が見えないため、頭を前へ突き出す姿勢になりやすくなります。
すると、頭を支え続ける首や肩の筋肉に負担が集中し、筋肉の緊張が続くことで頭痛につながる場合があります。
このように、頭痛の原因を考える際には、頭だけでなく身体全体のつながりを見ることが大切です。
「痛い場所」と「負担が始まる場所」は異なることもある
緊張型頭痛では、痛みを感じる場所は頭ですが、負担の始まりが頭とは限りません。
例えば、
- 肩甲骨の動きが少ない
- 背骨が硬くなっている
- 胸の筋肉が縮こまっている
- 骨盤が傾いている
といった状態が続くことで、首や肩に余分な負担がかかり、その結果として頭痛につながることがあります。
そのため、「頭痛だから頭だけをケアする」という考え方ではなく、どこに負担が蓄積しているのかを全身から確認することが重要です。
肩甲骨の動きが頭痛に影響する理由
肩甲骨は、腕を動かすだけの骨ではありません。
首の筋肉とも密接につながっており、肩甲骨の動きが少なくなると、首の筋肉がその分働き続けることになります。
特に、
- パソコン作業
- スマートフォン操作
- 読書
- 車の運転
などでは、肩甲骨がほとんど動かない時間が長くなります。
その結果、
- 首の張り
- 肩こり
- 後頭部の重だるさ
などを感じやすくなることがあります。
肩甲骨を無理なく動かせる状態を保つことは、首や肩への負担を減らすうえでも大切なポイントです。
背骨や胸郭の柔軟性も重要
頭痛というと首ばかりに目が向きますが、背骨や胸郭の動きも見逃せません。
背中が丸まった姿勢では、胸郭が広がりにくくなり、呼吸も浅くなりがちです。
呼吸が浅くなると、肩を持ち上げるような呼吸になりやすく、首や肩の筋肉へ負担がかかることがあります。
また、胸椎(胸の高さにある背骨)の動きが少なくなると、身体をひねる動作や上を向く動作を首だけで補うようになり、首への負担が増える場合があります。
そのため、頭痛への対応では、首だけでなく背中や胸まわりの動きも確認することが大切です。
トリガーポイントという考え方
ハリココ鍼灸治療院・整体院では、筋肉の状態を確認する際に、トリガーポイントという考え方も大切にしています。
長時間同じ姿勢や同じ動作を繰り返すことで、特定の筋肉へ負担が集中すると、首や肩だけでなく、頭部へ広がるような痛みや違和感を感じることがあります。
例えば、
- 首の後ろ
- 肩
- 肩甲骨周囲
- 胸
- 背中
など、複数の筋肉が関係していることもあります。
そのため、痛みを感じる場所だけを確認するのではなく、身体全体の筋肉の状態や動き方を確認しながら、一人ひとりに合わせた身体づくりを考えています。
日常生活の積み重ねが身体を変える
施術を受ける時間は限られていますが、仕事や家事、睡眠などの日常生活は毎日続きます。
例えば、
- 長時間のデスクワーク
- スマートフォンを見る姿勢
- 車の運転
- ソファでの座り方
など、小さな習慣の積み重ねが身体へ影響することがあります。
そのため、
- 定期的に立ち上がる
- 深呼吸をする
- 肩甲骨を動かす
- ウォーキングを取り入れる
など、毎日無理なく続けられる習慣づくりも重要です。
一人ひとり異なる生活習慣に合わせたサポート
緊張型頭痛といっても、その背景は人それぞれです。
デスクワーク中心の方
モニターの高さや座り方、休憩の取り方などを確認します。
スマートフォンを長時間使う方
画面を見る位置や連続使用時間を見直します。
家事が多い方
下を向く姿勢や腕を前へ出す時間が長くなっていないかを確認します。
運転時間が長い方
シートの位置や休憩のタイミングなども大切なポイントになります。
このように、生活背景まで含めて考えることで、自分に合った対策を続けやすくなります。
6. まとめ
緊張型頭痛は、頭だけの問題ではなく、首や肩の筋肉の緊張、姿勢の崩れ、肩甲骨や背骨の動き、生活習慣など、さまざまな要因が関係していると考えられています。
そのため、
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 首や肩だけでなく肩甲骨も動かす
- 背骨や胸郭の柔軟性を保つ
- ウォーキングなどの運動を続ける
- 睡眠や休息を十分に取る
といった習慣を積み重ねることが、頭痛を繰り返しにくい身体づくりにつながる可能性があります。
また、頭痛が長期間続く場合や、これまでに経験したことのない強い痛み、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、自己判断をせず、速やかに医療機関を受診することが重要です。
頭痛の原因は一人ひとり異なります。
だからこそ、症状だけを見るのではなく、身体全体や生活習慣まで含めて見直していくことが大切です。
7. よくある質問(FAQ)
Q1. 緊張型頭痛と片頭痛はどう違うのですか?
頭痛にはさまざまな種類があり、代表的なものとして緊張型頭痛と片頭痛があります。
緊張型頭痛では、頭全体や後頭部を締め付けられるような重い痛みを感じることが多く、首こりや肩こりを伴う方も少なくありません。
一方、片頭痛はズキズキと脈打つような痛みが特徴とされ、光や音に敏感になったり、体を動かすことで痛みが強くなったりする場合があります。
ただし、症状だけで判断することは難しく、頭痛の種類は複数あります。
気になる症状が続く場合には、医療機関で相談することが大切です。
Q2. 緊張型頭痛は肩こりが改善すると楽になりますか?
首や肩の筋肉の緊張が関係している場合には、肩こりや首こりへの負担が軽減することで、頭の重さが和らぐ方もいます。
しかし、頭痛の原因は姿勢や生活習慣、ストレス、睡眠不足など一つだけではありません。
肩だけをほぐすのではなく、身体全体の状態や生活習慣も含めて見直すことが大切です。
Q3. デスクワーク中に頭痛を予防する方法はありますか?
はい。
デスクワークでは同じ姿勢が長時間続きやすいため、
- 1時間に一度立ち上がる
- 肩甲骨を動かす
- 深呼吸をする
- 遠くを見て目を休ませる
などを取り入れることで、首や肩への負担を減らしやすくなります。
また、モニターの高さや椅子の位置など、作業環境を見直すことも重要です。
Q4. 市販の痛み止めを飲み続けても大丈夫ですか?
市販薬は適切に使用することが大切です。
一方で、頭痛を繰り返している場合は、「なぜ頭痛が起こっているのか」という原因にも目を向ける必要があります。
痛み止めを飲む機会が増えている方や、以前より服用回数が多くなっている方は、一度医療機関へ相談することも検討しましょう。
Q5. 運動すると頭痛が悪化することはありますか?
頭痛の種類や身体の状態によって異なります。
緊張型頭痛では、無理のない範囲で身体を動かすことが役立つ場合がありますが、症状が強いときや運動で痛みが悪化する場合は無理をしないことが大切です。
体調に合わせて、ウォーキングや軽いストレッチなどから始めるようにしましょう。
Q6. 緊張型頭痛はストレスだけが原因ですか?
ストレスは一つの要因となることがありますが、それだけが原因ではありません。
長時間のデスクワーク、姿勢の崩れ、首や肩の筋肉の緊張、運動不足、睡眠不足など、複数の要素が重なって起こることもあります。
そのため、心身の両面から生活習慣を見直すことが大切です。
Q7. どのような頭痛なら医療機関へ相談した方が良いですか?
次のような症状がある場合は、自己判断せず早めに医療機関へ相談しましょう。
- 突然経験したことのない激しい頭痛
- 手足のしびれや麻痺を伴う
- ろれつが回らない
- 発熱や意識障害がある
- 強い吐き気や嘔吐を伴う
- 頭痛が急激に悪化している
また、緊張型頭痛と思われる場合でも、頭痛を繰り返して日常生活へ支障が出ている場合は、一度相談することをおすすめします。
今日から始める頭痛対策チェックリスト
毎日の生活で、次の項目を意識してみましょう。
- 1時間に一度は立ち上がる
- 首や肩を軽く動かす
- 肩甲骨を意識して動かす
- モニターの高さを見直す
- スマートフォンを目線に近づける
- 目を定期的に休ませる
- 深呼吸を習慣にする
- 毎日15〜20分程度歩く
- 睡眠時間を確保する
- 水分補給を意識する
すべてを一度に始める必要はありません。
まずは取り組みやすいものを2〜3項目選び、毎日の生活へ取り入れることが継続のポイントです。
緊張型頭痛になりやすい人セルフチェック
次の項目に当てはまる数を確認してみましょう。
- デスクワークが中心の生活を送っている
- 首こりや肩こりを感じることが多い
- スマートフォンを見る時間が長い
- 猫背になりやすい
- 運動不足を感じている
- 睡眠時間が不足している
- ストレスを感じることが多い
- 頭痛薬を飲む機会が増えている
- 目が疲れやすい
- 長時間同じ姿勢を続けることが多い
4項目以上当てはまる場合は、頭だけでなく姿勢や生活習慣も一度見直してみることをおすすめします。
淡路島で頭痛や首・肩の不調にお悩みの方はハリココ鍼灸治療院・整体院へ
緊張型頭痛は、頭だけではなく首や肩の筋肉の緊張、肩甲骨の動き、姿勢、背骨や骨盤のバランスなどが関係している場合があります。
ハリココ鍼灸治療院・整体院では、国家資格者が身体全体の状態や生活習慣を丁寧に確認し、一人ひとりに合わせたサポートを行っています。
「夕方になると頭が重くなる」
「肩こりと一緒に頭痛が起こる」
「デスクワークの後に頭痛が出やすい」
このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
南あわじ本院
〒656-0461
兵庫県南あわじ市市円行寺150番地
(ショッピングプラザパルティ敷地内)
洲本院
〒656-0025
兵庫県洲本市本町5丁目4-24
(イオンスタイル洲本店近く)
淡路志筑院
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この記事のポイント
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の緊張だけではなく、姿勢の崩れや肩甲骨の動き、背骨や骨盤のバランス、デスクワーク中心の生活、睡眠やストレスなど、さまざまな要因が重なって起こると考えられています。
日頃から同じ姿勢を続けないことや、肩甲骨を動かす習慣、適度な運動、十分な睡眠を心掛けることで、身体への負担軽減につながる可能性があります。
また、突然の激しい頭痛や手足のしびれ、ろれつが回らないなどの症状がある場合には、自己判断をせず速やかに医療機関を受診しましょう。
これらの生活習慣を少しずつ見直しながら、頭だけでなく身体全体のバランスを意識した健康づくりを続けていくことが、緊張型頭痛を繰り返しにくい身体づくりにつながります。
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