立ち上がると腰が痛いのはなぜ?座った後に起こる腰痛の原因と対策
「椅子から立ち上がった瞬間に腰が痛い」
「しばらく座っていると、立ったときに腰が伸びない」
「ソファから立つとき、腰に手を当てないと立ちにくい」
「車から降りた直後に腰が痛い」
このようなお悩みはありませんか。
座っている間はそれほど痛くないのに、
立ち上がる瞬間だけ腰が痛い
という方は少なくありません。
特に40代・50代・60代では、
仕事で長時間座る。
車で移動する。
自宅ではソファへ座る。
食事中も座る。
というように、一日の中で座っている時間が長くなることがあります。
そして、
長時間座る
↓
立ち上がる
↓
腰が痛い
↓
数歩歩く
↓
少しずつ楽になる
という症状を経験する方もいます。
このような場合、
「腰の筋肉が硬いからだろう」
「年齢だから仕方ない」
「骨盤が歪んでいるのかな」
と考えるかもしれません。
しかし、立ち上がる動作は腰だけで行っているわけではありません。
椅子から立つ際には、
足
膝
股関節
骨盤周辺
体幹
などを使いながら身体を持ち上げています。
そのため、
立ち上がると腰が痛い=腰だけに原因がある
と単純に考えることはできません。
また、腰痛の中には医療機関での確認を優先した方がよい症状もあります。
例えば、
- 転倒後から強く痛む
- 足へ強いしびれがある
- 足へ力が入りにくい
- 排尿・排便に異常がある
- 発熱を伴っている
- 安静にしていても非常に強く痛む
などの場合には注意が必要です。
「いつもの腰痛だろう」
と自己判断せず、医療機関へ相談しましょう。
この記事では、
- 立ち上がると腰が痛くなる主な原因
- 長時間座ることと腰痛の関係
- 椅子・ソファ・車から立つときの違い
- 股関節やお尻周辺と立ち上がり動作
- 腰が伸びにくく感じる理由
- 自宅でできるセルフケア
- 立ち上がるときの工夫
- 腰痛があるときに避けたい行動
- 医療機関へ相談した方がよい症状
- ハリココ鍼灸治療院・整体院での考え方
について詳しく解説します。
淡路市・淡路島で、
「座っていると大丈夫なのに立つと腰が痛い」
「デスクワーク後は腰が伸びにくい」
「車から降りると腰がつらい」
という方は、腰だけではなく座っている時間や立ち上がり方まで一緒に振り返ってみましょう。
1. なぜ椅子から立ち上がると腰が痛いのか?
普段何気なく行っている、
「椅子から立つ」
という動作。
実は身体のさまざまな部分を使っています。
座った状態から、
身体を少し前へ倒す
↓
足へ体重を移す
↓
膝と股関節を伸ばす
↓
身体を起こす
↓
立った姿勢になる
という流れがあります。
つまり、
腰を伸ばせば立てる
という単純な動作ではありません。
股関節も大きく関係する
座っているとき、股関節は曲がった状態になっています。
立ち上がるときには、その股関節を伸ばしながら身体を起こします。
そのため、
- 股関節周辺が動かしにくい
- お尻周辺にこわばりを感じる
- 長時間座って身体を動かしていない
といった場合には、立ち上がる際に動きにくさを感じることがあります。
「腰が痛いから腰だけ揉む」で終わらない
立ち上がると腰が痛い場合、
腰を揉む
↓
一時的に楽になる
↓
また長時間座る
↓
立つと再び痛い
ということがあります。
この場合には、
腰そのもの
だけでなく、
どれくらい座っているのか
どのような椅子へ座っているのか
股関節を動かしているか
どのように立ち上がっているのか
なども確認する必要があります。
「最初の数歩だけ痛い」は重要な情報
立ち上がった直後は痛いけれど、
歩き始める
↓
5歩
↓
10歩
↓
少しずつ腰が伸びる
↓
その後は普通に歩ける
という方もいます。
一方、
立った後もずっと痛い。
歩けば歩くほど痛くなる。
足までしびれてくる。
という方もいます。
この違いは重要です。
医療機関や施術院へ相談するときには、
「腰が痛い」
だけでなく、
「座った後に立つ最初の数歩が特につらい」
など、具体的に伝えると状態を把握しやすくなります。
何分座ると痛くなるのか確認する
5分座っただけでも痛いのか。
30分ほどで痛くなるのか。
2時間以上座った後だけ痛むのか。
これによっても症状の特徴が変わります。
例えば、
「普段の食事では問題ないけれど、1時間運転した後だけ痛い」
のであれば、長時間同じ姿勢が続くこととの関係を考えやすくなります。
座っている間に痛いかどうかも確認
立ち上がるときだけではなく、
座っている最中の症状
も確認しましょう。
パターンA
座っている間は痛くない
↓
立つ瞬間だけ痛い
↓
歩けば楽になる
パターンB
座っているうちに腰が痛くなる
↓
立つ瞬間さらに痛い
↓
しばらく歩いても痛い
パターンC
腰だけでなく足までしびれる
同じ「立ち上がり腰痛」でも、状態は異なります。
朝と夕方でも違う
症状が出る時間帯も確認してみましょう。
例えば、
朝起きた直後が一番痛い
という場合と、
仕事で長時間座った夕方が一番痛い
という場合があります。
朝の症状が強いのであれば睡眠や起床時の動作。
仕事後に強いのであれば座っている時間や仕事環境。
というように、生活との関係を考える材料になります。
「腰が伸びない」という感覚
立ち上がった際、
「腰が伸びない」
と表現する方もいます。
実際には、
腰だけでなく股関節や膝なども伸ばしながら立っています。
そのため、
腰が伸びない感覚=腰だけが硬い
と決めつけないことが重要です。
年齢だけの問題にしない
40代以降になると、
「もう年だから立つときに腰が痛いのは仕方ない」
と思う方がいます。
しかし同じ年齢でも、
立ち上がりに問題がない方もいれば、腰痛を感じる方もいます。
年齢だけではなく、
- 日中の活動量
- 仕事
- 運動習慣
- 座る時間
- 過去の腰痛
- 身体の動かし方
なども含めて考える必要があります。
毎回「よいしょ」と立っていないか
立ち上がるたびに、
テーブルへ手をつく。
膝へ手をつく。
腰へ手を当てる。
勢いをつける。
という動作が習慣になっている方もいます。
もちろん、手を使って立つこと自体が悪いわけではありません。
しかし、
「以前は普通に立てたのに、最近は必ず何かにつかまらないと腰が痛い」
という変化があるのであれば、身体の状態を確認する一つの目安になります。
立ち上がり腰痛では「痛み」だけを見ない
腰痛を評価するときには、
痛みの強さ
だけではなく、
何ができるか
も重要です。
例えば、
- 一人で立てる
- 手を使えば立てる
- 立った後は歩ける
- 長距離歩くと痛む
- 靴下を履きにくい
- 車の乗り降りがつらい
などです。
生活動作を具体的に確認することで、
「腰が痛い」
という一言だけでは分からない状態が見えてきます。
次章では、立ち上がると腰が痛くなる主な原因・背景について、長時間座る生活、デスクワーク、車の運転、ソファ、股関節、お尻周辺、運動不足などから詳しく解説していきます。
2. 立ち上がると腰が痛くなる主な原因・背景|長時間座る生活との関係
「立ち上がると腰が痛い」
という症状があると、
「腰の骨が悪いのかな?」
「骨盤が歪んでいる?」
「筋力が落ちたから?」
など、原因を一つに絞りたくなるかもしれません。
しかし実際には、
座っている時間
座っている環境
身体の活動量
股関節やお尻周辺の動き
立ち上がり方
など、複数の要素が関係している場合があります。
特に、
「長く座った後ほど痛い」
という方は、普段どのような場面で座っている時間が長くなっているのか振り返ってみましょう。
原因① 長時間のデスクワーク
まず確認したいのが、仕事中に座っている時間です。
デスクワークでは、
朝9時に座る
↓
パソコン作業
↓
昼休み
↓
午後もパソコン作業
↓
夕方まで座る
という生活になることがあります。
もちろん途中で多少身体を動かしますが、仕事へ集中すると、
1時間以上ほとんど同じ姿勢
になっている方もいます。
そして、
仕事が一段落した
↓
椅子から立つ
↓
「痛っ」
↓
腰を少し曲げながら歩く
↓
しばらくすると伸びる
という状態です。
この場合、
「座る姿勢が悪い」
だけで考えるのではなく、
座り続けている時間そのもの
にも注目しましょう。
「正しい姿勢なら何時間座っても大丈夫」ではない
腰痛対策として、
「正しい座り方」
を意識している方もいるでしょう。
背筋を伸ばす。
骨盤を立てる。
胸を張る。
顎を引く。
こうした姿勢を意識すること自体が悪いわけではありません。
しかし、
どれだけきれいな姿勢でも、同じ姿勢を長時間続ければ身体を動かす機会は減ります。
そのため、
「完璧な姿勢を8時間維持する」
ことよりも、
定期的に姿勢を変える
ことを考えてみましょう。
原因② 柔らかいソファへ長時間座る
仕事中は問題ないのに、
「家のソファから立つと腰が痛い」
という方もいます。
柔らかいソファでは身体が深く沈み込み、
立ち上がる際に、
身体を前へ移動する
↓
足へ体重を乗せる
↓
身体を持ち上げる
という動作が必要になります。
座面が低い場合には、さらに立ち上がりにくく感じることがあります。
椅子では平気、ソファでは痛いなら比較してみる
腰痛について考えるときには、
どこから立っても痛いのか
を確認すると役立ちます。
例えば、
ダイニングチェア
→問題ない
会社の椅子
→少し痛い
自宅の低いソファ
→かなり痛い
という場合です。
この違いが分かれば、
「腰が悪いから全部痛い」
ではなく、
座面の高さや身体の沈み込みによって症状が変化している
ことに気づけます。
原因③ 車の運転
淡路島では、通勤や買い物などで車を利用する方も多いでしょう。
運転では、
- 座った姿勢
- ハンドル操作
- アクセル・ブレーキ操作
- 前方確認
などを長時間続けます。
特に長距離を運転した後、
車を停める
↓
ドアを開ける
↓
身体をひねる
↓
片足を外へ出す
↓
立ち上がる
という場面で腰痛を感じる方がいます。
車から降りる動作は椅子から立つ動作とは少し違う
車から降りるときには、単純に真上へ立つだけではありません。
身体を横へ向けたり、足を車外へ出したりしながら立ち上がります。
そのため、
「家の椅子からは立てるけれど、車から降りると痛い」
という場合には、
立ち上がり+身体をひねる動作
も確認してみましょう。
原因④ 股関節周辺の動かしにくさ
椅子から立つときには股関節を使います。
長時間座っていると股関節は曲がった状態が続きます。
その状態から立ち上がる際には、股関節を伸ばして身体を起こします。
このとき、
「腰が伸びない」
と感じていても、実際には股関節周辺の動かしにくさを一緒に感じている場合があります。
だからといって、
股関節が硬い=腰痛の原因
と決めつけることはできません。
腰だけでなく股関節を含めた動作を見ることが大切です。
原因⑤ お尻周辺のこわばり
座っている間、お尻は座面と接しています。
長時間座った後に、
「お尻から腰まで重い」
「お尻が固まった感じがする」
という方もいます。
特に、
仕事中ほとんど立たない
長時間運転する
休日もソファで過ごす
といった生活では、身体を動かす機会そのものが少なくなります。
腰痛がある場合には、腰だけではなくお尻周辺の状態も確認します。
原因⑥ 運動不足・活動量の低下
運動不足という言葉を使うと、
「筋肉が弱いから腰痛になる」
と受け取られがちです。
しかし、重要なのは筋力だけではありません。
一日の生活が、
自宅
↓
車
↓
仕事で座る
↓
車
↓
自宅で座る
となれば、歩いたり身体を大きく動かしたりする時間が少なくなります。
その結果、
長時間座った後の動き始めに身体のこわばりを感じる
ことがあります。
「腰痛だから腹筋を鍛える」は単純すぎる
腰痛があると、
「腹筋が弱いから」
と言われることがあります。
そして突然、
腹筋運動を50回する。
プランクを長時間行う。
重い物を使って筋トレする。
という方もいます。
しかし、腰痛にはさまざまな状態があります。
腰が痛い=腹筋不足
と決めつけて、急に高負荷のトレーニングを始める必要はありません。
原因⑦ 前かがみの作業が続いている
仕事や家事では、
- パソコン
- 書類作業
- 農作業
- 草むしり
- 掃除
- 料理
など、身体を前へ傾ける時間が長くなる場合があります。
その後に座り、
さらに立ち上がったとき、
「腰が伸びにくい」
と感じることがあります。
そのため、座っている時間だけでなく、
その前に何をしていたか
も確認しましょう。
原因⑧ 重い物を持った後
普段より重い物を運んだ翌日に、
「座っていると大丈夫だけど、立つ瞬間だけ腰が痛い」
ということもあります。
例えば、
- お米
- 飲料水の箱
- 家具
- 仕事道具
- 農作業用品
などを運んだ後です。
本人は、
「ぎっくり腰になるほどではなかった」
と思っていても、その後から腰の状態が変わっている場合があります。
症状が始まった日の前後に普段と違う作業をしていなかったか振り返ってみましょう。
原因⑨ 過去に腰痛を繰り返している
今回初めて腰が痛くなった方と、
「10年以上、良くなったり悪くなったりしている」
という方では、考え方も変わります。
慢性的に腰痛を繰り返している方では、
痛くなる
↓
少し休む
↓
楽になる
↓
元の生活へ戻る
↓
また痛くなる
というサイクルになっている場合があります。
この場合、
今回の痛みだけ
ではなく、
普段どのようなときに症状が悪化するのか
まで整理することが重要です。
原因⑩ 体重をかける側が偏っている
立ち上がるとき、
無意識に片側の脚へ多く体重をかけている方もいます。
例えば過去に、
右膝が痛かった
↓
右脚をかばう
↓
左脚中心で立つ習慣がつく
ということがあります。
だからといって、
「左右均等に50%ずつ体重をかけなければいけない」
という意味ではありません。
重要なのは、
腰以外にかばっている場所がないか
ということです。
原因⑪ 膝の痛みが立ち上がりへ影響することもある
椅子から立つ際には膝も使います。
膝が痛ければ、
膝へ体重をかけたくない
↓
テーブルへ手をつく
↓
身体をひねりながら立つ
など、動作が変わる場合があります。
本人は腰痛だけを気にしていても、
実際には膝や股関節の状態によって立ち上がり方が変化していることがあります。
原因⑫ 急性腰痛など別の状態
「立ち上がると痛い」という症状だけで、原因を決めることはできません。
例えば、
朝、物を持った瞬間に強い腰痛が出た
↓
その後から立つのも痛い
という場合には、
単純に長時間座っていたことだけが問題とは考えにくくなります。
また、
- 足のしびれ
- 足の筋力低下
- 発熱
- 外傷
- 排尿・排便の異常
などがある場合には注意が必要です。
「姿勢」「骨盤」「筋力」の一言だけで終わらせない
腰痛については、
「姿勢が悪いから」
「骨盤が歪んでいるから」
「筋力がないから」
と、一つの理由だけで説明されることがあります。
しかし、立ち上がりという動作だけを考えても、
腰
+
股関節
+
膝
+
足
+
体幹
+
座る環境
+
日常の活動量
など、多くの要素があります。
だからこそ、
立ち上がると腰が痛い方ほど、「腰だけ」を見るのではなく生活動作を見ることが重要です。
自分の腰痛を一度分類してみる
ここまで読んだ方は、次の項目を確認してみてください。
どこから立つと痛い?
椅子・ソファ・車・床。
どれくらい座ると痛い?
10分・30分・1時間・2時間。
立った後は?
すぐ楽になる・数歩で楽になる・ずっと痛い。
腰以外は?
お尻が痛い・足がしびれる・膝が痛い・股関節が痛い。
いつから?
今日から・数日前から・数か月・何年も繰り返している。
このように整理するだけでも、
「腰が痛い」
という漠然とした状態から、
自分はどの場面で困っているのか
が分かりやすくなります。
次章では、立ち上がると腰が痛い方が自宅や仕事中にできる対策を解説します。
椅子からの立ち上がり方、デスクワーク中の工夫、車から降りるときのポイント、股関節や身体を動かすセルフケアなど、日常生活で実践しやすい内容を中心に紹介します。
3. 立ち上がると腰が痛い方の対策|座り方・立ち方・日常生活でできる工夫
立ち上がると腰が痛いと、
「腰を伸ばした方がいい?」
「腹筋を鍛えた方がいい?」
「腰を揉んだ方がいい?」
と考える方もいるでしょう。
しかし、ここまで解説してきたように、椅子から立つ動作には腰だけでなく、股関節や膝、足なども関係しています。
そのため対策についても、
痛い腰だけを何とかする
のではなく、
座っている時間や立ち上がり動作そのものを見直す
ことが重要です。
対策① 座りっぱなしの時間を減らす
最初に見直したいのが、
連続して座っている時間
です。
デスクワークでは、
「姿勢を良くしよう」
と意識する方が多いですが、それ以上に、
長時間同じ姿勢を続けていないか
を確認しましょう。
仕事の都合もあるため、
「30分ごとに必ず立つ」
と厳密に決める必要はありません。
例えば、
- トイレへ行く
- 飲み物を取りに行く
- コピー機まで歩く
- 昼休みに少し歩く
- 電話の際に立てる環境なら立つ
など、普段の仕事の中で身体を動かす機会を作ります。
対策② 立つ前に身体を少し動かす
長時間座った後に、
いきなり勢いよく立つ
↓
腰が痛い
という方は、立つ前に身体を少し動かしてみましょう。
例えば椅子へ座ったまま、
足を少し動かす。
膝を軽く曲げ伸ばしする。
身体を無理のない範囲で動かす。
その後に立ちます。
重要なのは、
立つ前に腰を大きくひねったり、強く伸ばしたりすることではありません。
小さく身体を動かしてから立つ程度で十分です。
対策③ 椅子の前方へ移動してから立つ
椅子の奥深くに座った状態から、
そのまま真上へ身体を持ち上げようとすると立ちにくく感じることがあります。
その場合には、
椅子の少し前へ移動する
↓
足を身体へ近づける
↓
上半身を少し前へ移動する
↓
足へ体重を乗せる
↓
立ち上がる
という流れを試してみましょう。
「腰を反らせながら立つ」必要はない
立ち上がる際に、
「腰を伸ばさないと」
と思い、最初から胸を張って腰を反らせる方がいます。
しかし立ち上がる際には、身体を少し前へ移動して足へ体重を乗せる必要があります。
無理に腰を反らしながら立とうとせず、身体全体を使うことを意識しましょう。
対策④ 必要なら手を使って立つ
腰が痛いと、
「手を使って立ったら筋力が落ちるのでは?」
と心配する方もいます。
しかし、痛みが強いときに無理に手を使わず立つ必要はありません。
肘掛けなど安全に支えられる場所がある場合には、必要に応じて利用します。
特にふらつきがある方では、
腰痛対策より転倒を防ぐこと
を優先してください。
対策⑤ 低いソファに長時間座らない
自宅のソファから立つときだけ腰が痛い場合には、ソファの環境を確認してみましょう。
特に、
- 座面が低い
- 身体が深く沈む
- 長時間座っている
という場合には、立ち上がりにくく感じることがあります。
腰痛が強い期間だけでも、比較的立ちやすい椅子を利用する方法があります。
対策⑥ 車から降りるときは急がない
長時間運転した後は、
「早く車から降りたい」
と一気に身体をひねって立つ方もいます。
腰が痛い場合には、
車を停める
↓
シートベルトを外す
↓
身体の向きを変える
↓
足を車外へ出す
↓
ゆっくり立つ
というように、一つずつ動作を行います。
特に長距離運転後は、急に身体をひねりながら立ち上がらないようにしましょう。
対策⑦ 長時間運転では休憩を入れる
淡路島内だけでなく、神戸方面などへ車で移動すると長時間座ることがあります。
可能であれば途中で休憩し、
- 車から降りる
- 少し歩く
- 身体を動かす
時間を作りましょう。
「腰が痛くなってから休憩する」
のではなく、長距離移動ではあらかじめ休憩を入れることも大切です。
対策⑧ 痛みのない範囲で股関節を動かす
立ち上がりには股関節も関係します。
そのため、腰痛が強くない場合には、普段から身体全体を動かす習慣を作りましょう。
例えば、
椅子からゆっくり立つ
↓
再びゆっくり座る
という動作も日常的な運動になります。
ただし、
「腰痛を治すために100回スクワット」
という必要はありません。
数回でも、痛みが出ない範囲で行います。
対策⑨ 歩く時間を作る
腰痛対策というと、
ストレッチや筋トレを想像しがちですが、
歩く
ことも身体を動かす方法の一つです。
デスクワーク中心の方なら、
昼休みに少し歩く。
駐車場から歩く。
帰宅後に散歩する。
など、生活の中へ取り入れられる方法を考えてみましょう。
「1日1万歩」にこだわる必要はない
普段2,000歩程度しか歩かない方が、
「腰痛予防のため明日から毎日1万歩」
と急激に活動量を増やす必要はありません。
身体の状態を確認しながら、無理なく活動量を増やしていくことが重要です。
対策⑩ 腰を強く伸ばし過ぎない
立った直後に腰が伸びにくいと、
両手を腰へ当てる
↓
腰を大きく反らす
↓
さらに反らす
というストレッチをする方がいます。
しかし、痛みを我慢して腰を反らせる必要はありません。
特に、
反らすと足まで痛む。
しびれが強くなる。
鋭い腰痛が出る。
という場合には中止してください。
対策⑪ 前屈ストレッチも無理に行わない
「腰が硬いから前屈しよう」
と、つま先へ手を伸ばすストレッチを行う方もいます。
しかし、
腰痛=身体が硬いから
とは限りません。
前へ曲げることで痛みが強くなる場合には、無理に続けないようにしましょう。
対策⑫ 痛いところを強く揉まない
腰痛があると、
「ここが硬い」
と痛い場所を指や器具で強く押したくなることがあります。
しかし、原因が分からない状態で、
痛いほど刺激すれば改善する
とは考えないようにしましょう。
特に急に強い腰痛が出た場合には、無理な刺激を避けます。
対策⑬ 重い物を持つ作業を調整する
腰が痛い期間には、
重い荷物を一度に運ぶ
床から勢いよく持ち上げる
身体をひねりながら持つ
といった動作をできるだけ減らします。
例えば買い物であれば、
一度に全部持つのではなく複数回に分ける方法もあります。
対策⑭ 「今日は楽だから」と急に活動量を戻さない
腰痛には日によって波がある場合があります。
昨日は痛かった。
今日は少し楽。
「治った」と思って大掃除をする。
翌日また痛い。
ということもあります。
調子が良い日でも、急激に普段以上の負荷をかけるのではなく、少しずつ活動量を戻しましょう。
対策⑮ 腰痛を怖がって動かなさ過ぎない
反対に、
「動いたらまた痛くなる」
と考え、
一日中座る。
ほとんど歩かない。
腰を一切動かさない。
という状態になることもあります。
腰痛の状態によって必要な対応は異なりますが、医療機関から安静の指示を受けていないのであれば、可能な範囲で普段の活動を続けることも重要です。
自分の生活に一つだけ取り入れる
ここまで多くの対策を紹介しましたが、
全部を明日から実践する必要はありません。
例えばデスクワークの方なら、
「午前と午後に一度ずつ席を立つ時間を増やす」
ところからでも構いません。
運転時間が長い方なら、
「長距離運転の途中で一度車から降りる」
でもよいでしょう。
ソファから立つときに痛い方なら、
「腰痛が強い日はダイニングチェアを使う」
でも構いません。
大切なのは、
自分の腰痛が出やすい場面に合わせて対策を選ぶこと
です。
セルフケアだけで様子を見ない方がよい症状
立ち上がると腰が痛い場合でも、
- 足へ強いしびれがある
- 足へ明らかに力が入りにくい
- 転倒や事故後から強く痛む
- 発熱を伴う
- 安静にしていても非常に強く痛む
- 排尿・排便に異常がある
- 症状が急激に悪化している
などの場合には注意が必要です。
「座り過ぎただけだろう」
と自己判断せず、医療機関へ相談してください。
次の最終章では、ハリココ鍼灸治療院・整体院で立ち上がり時の腰痛をどのように考えるのかを解説します。
4. 立ち上がると腰が痛い方へ|ハリココ鍼灸治療院・整体院での考え方
「腰が痛いから、腰をほぐしてほしい」
腰痛があると、どうしても痛みを感じている腰へ意識が向きます。
しかし、椅子から立ち上がる動作では、
腰だけが働いているわけではありません。
足を床につける。
身体を前へ移動する。
股関節や膝を使う。
足へ体重を移す。
身体を起こす。
こうした一連の動作によって、座った状態から立った状態へ移ります。
そのためハリココ鍼灸治療院・整体院では、立ち上がると腰が痛い方について、腰だけではなく股関節・お尻周辺・下半身・実際の立ち上がり動作なども確認します。
どの場面で腰が痛いのかを確認する
同じ「立ち上がると痛い」という症状でも、
椅子から立つと痛い。
低いソファだけ痛い。
車から降りると痛い。
床から立つと痛い。
というように症状が出る場面は異なります。
また、
立った瞬間だけ痛い
↓
数歩歩けば楽になる
という方もいれば、
立った後も痛い
↓
歩いていると足までしびれる
という方もいます。
こうした違いを確認することが、身体の状態を考えるうえで重要です。
腰だけでなく股関節やお尻周辺も確認
立ち上がる際には股関節を曲げた状態から伸ばしていきます。
また、身体を支えるために下半身も使います。
そのため、
「腰が痛いから腰だけ」
と考えるのではなく、
- 股関節の動き
- お尻周辺
- 太もも周辺
- 左右の身体の使い方
なども必要に応じて確認します。
ただし、
股関節が硬いから腰痛
骨盤が歪んでいるから腰痛
と、一つの要素だけで原因を決めつけるわけではありません。
トリガーポイントケア整体
ハリココ鍼灸治療院・整体院では、筋肉の状態を確認する際にトリガーポイントという考え方を取り入れています。
腰周辺だけではなく、お尻や身体の動きなども確認しながら、その方の状態に合わせてトリガーポイントケア整体を行います。
「痛いところを強く揉む」
ことが目的ではありません。
身体の状態や症状を確認したうえで施術を組み立てます。
日常生活まで一緒に考える
施術を受けたとしても、
朝から車通勤
↓
8時間デスクワーク
↓
車で帰宅
↓
自宅では長時間ソファ
という生活が毎日続いていれば、座る時間そのものは変わりません。
そのため、
「施術を受けること」
だけではなく、
普段の生活で何を変えられるのか
も重要です。
例えば、
仕事中に立つ回数を少し増やす。
長距離運転では休憩する。
腰痛が強い期間は低いソファを避ける。
普段より少し歩く。
など、大きな変化ではなくても構いません。
続けられる方法を考えていきます。
医療機関への相談を優先したい腰痛
腰痛の中には、整体やセルフケアよりも先に医療機関で状態を確認した方がよいケースがあります。
特に、
- 転倒や事故後から強く痛む
- 足へ強いしびれがある
- 足へ明らかに力が入りにくい
- 排尿・排便に異常がある
- 発熱を伴う
- 安静にしていても強く痛む
- 症状が急激に悪化している
などの場合には、自己判断で様子を見続けず医療機関へ相談してください。
立ち上がり時の腰痛についてよくある質問
Q. 立つときだけ痛いなら放っておいて大丈夫ですか?
痛みの程度や期間によります。
一時的な症状で徐々に軽減している場合もありますが、何週間も続く、悪化している、足のしびれなどを伴う場合には一度状態を確認しましょう。
Q. 腰痛には腹筋を鍛えた方がいいですか?
腰痛があるからといって、全員が腹筋不足とは限りません。
特に強い腰痛がある状態で、自己流の高負荷トレーニングを始める必要はありません。
現在の状態に合った運動を選ぶことが重要です。
Q. コルセットをつけた方がいいですか?
腰痛の状態や使用する場面によって異なります。
必要性や使用期間について迷う場合には、医師などへ相談してください。
Q. 腰が痛い日は歩かない方がいいですか?
症状によります。
強い痛みや神経症状などがなく、歩くことで症状が悪化しない場合には、可能な範囲で身体を動かす方法もあります。
「腰痛だから絶対安静」
と一律に考えないことが重要です。
Q. 毎回車から降りると腰が痛いのはなぜですか?
長時間座った後であることに加えて、車から降りる際には身体の向きを変えながら立ち上がります。
椅子では問題なく車だけで痛むのであれば、運転時間やシート位置、降車動作なども確認してみましょう。
淡路市で立ち上がると腰が痛い方へ
立ち上がり時の腰痛では、
「腰が悪い」
だけで終わらせず、
「何分座ると痛い?」
「どの椅子から立つと痛い?」
「車ではどう?」
「立った後は何歩くらいで楽になる?」
「足のしびれはない?」
と症状を具体的に整理してみましょう。
それによって、自分の腰痛がどのような生活場面と関係しているのかが分かりやすくなります。
淡路島3院のご案内
南あわじ本院
〒656-0461
兵庫県南あわじ市市円行寺150番地
(ショッピングプラザパルティ敷地内)
洲本院
〒656-0025
兵庫県洲本市本町5丁目4-24
(イオンスタイル洲本店近く)
淡路志筑院
〒656-2131
兵庫県淡路市志筑1731-2
(コメダ珈琲淡路志筑店横)
今回の記事は淡路市・淡路志筑院エリアを中心に作成していますが、南あわじ市・洲本市で腰痛にお悩みの方も、お近くのハリココ鍼灸治療院・整体院へご相談ください。
まとめ|立ち上がると腰が痛いときは「座っている時間」まで見直そう
椅子やソファから立ち上がった瞬間に腰が痛い場合、
痛い瞬間だけ
に注目しがちです。
しかし、その直前には、
30分。
1時間。
場合によっては2時間以上。
座っている時間があります。
だからこそ、
「立ったら痛かった」
だけではなく、
「立つまで何をしていたのか」
まで振り返ることが大切です。
長時間のデスクワーク。
車の運転。
低いソファ。
身体を動かす機会の減少。
股関節や下半身の使い方。
こうした要素も含めて考えてみましょう。
そして対策では、
「腰を強く揉む」
「痛いほどストレッチする」
「腹筋を何十回もする」
といった方法へ急ぐのではなく、
座り続ける時間を減らすこと
立つ前に身体を少し動かすこと
自分が痛みを感じやすい生活場面を把握すること
から始める方法があります。
淡路市・淡路島で、
「椅子から立つと腰が痛い」
「デスクワーク後に腰が伸びない」
「車から降りるときに腰がつらい」
「腰痛を何度も繰り返している」
という方は、腰だけではなく、普段の座り方や身体の使い方まで含めて一度見直してみましょう。
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