肩甲骨の内側が痛い・重いのはなぜ?肩こりとの関係を淡路志筑院が解説
肩ではなく「肩甲骨の内側」がつらくなっていませんか?
こんにちは。ハリココ鍼灸治療院/整体院 淡路志筑院です。
「肩こりはあるけれど、一番つらいのは肩甲骨の内側」
「肩を揉んでもらっても、もう少し背中側を押してほしくなる」
「仕事をしていると、肩甲骨と背骨の間が重くなってくる」
「夕方になると肩甲骨の内側へ手を入れて押したくなる」
「肩甲骨の奥に何か挟まっているような感じがする」
このような症状はありませんか?
肩こりというと、首の付け根から肩の上にかけての重さや張りをイメージする方が多いかもしれません。
しかし実際には、
首がつらい。
肩の上が重い。
肩甲骨の内側が痛い。
肩甲骨と背骨の間が張る。
背中まで重だるい。
など、つらさを感じる場所は人によって異なります。
「肩こりだから肩を揉めばいい」
と考えていても、実際に一番つらい場所が肩甲骨の内側であれば、思っているようなスッキリ感が得られないこともあるでしょう。
まず大切なのは、自分がどこにつらさを感じているのかを具体的に確認することです。
肩甲骨の内側とはどのあたり?
肩甲骨は背中の上部にある骨です。
左右に一つずつあり、腕や肩を動かす際にも関係しています。
「肩甲骨の内側が痛い」という場合には、肩甲骨と背骨の間あたりを指していることが多くあります。
ただし、同じ「肩甲骨の内側」という表現でも、感じている場所は少しずつ違います。
肩甲骨の上の方がつらい。
背骨に近いところがつらい。
肩甲骨の真ん中あたりが重い。
肩甲骨の下の方まで張る。
首から肩甲骨にかけてつながるようにつらい。
このように症状が出る場所には個人差があります。
さらに、
右側だけ。
左側だけ。
左右両方。
日によって変わる。
という違いもあります。
施術を受ける際には、
「肩こりがあります」
だけでなく、
「右の肩甲骨の内側が夕方になると重くなります」
など、分かる範囲で具体的に伝えていただくと身体を確認するための情報になります。
もちろん、どの筋肉なのかまで自分で判断する必要はありません。
「この辺りがつらい」
という感覚を伝えていただくだけでも十分です。
痛い?重い?張る?症状の感じ方も確認してみましょう
場所だけでなく、どのような感覚なのかも確認してみてください。
ズキズキ痛い。
重だるい。
張っている。
凝り固まっている。
引っ張られる。
奥の方がつらい。
何か挟まっているような感じがする。
押してほしい感じがする。
同じ肩甲骨周辺の症状でも、表現はさまざまです。
また、
「普段は重いだけだけれど、忙しい日は痛くなる」
「朝は何ともないのに夕方になると張ってくる」
「動かしている方が楽で、じっと座っているとつらい」
というように、時間や行動によって感じ方が変わることもあります。
こうした情報も、現在の身体の状態を考えるための手がかりになります。
朝は平気なのに夕方になるとつらいのはなぜ?
肩甲骨の内側のつらさについて、
「朝起きたときはそれほど気にならない」
「仕事を始めて数時間すると重くなる」
「夕方が一番つらい」
という方もいます。
この場合には、症状が出た瞬間だけでなく、そこに至るまでの一日の過ごし方を振り返ってみましょう。
朝から車を運転した。
仕事でパソコンを使い続けた。
何時間も座っていた。
休憩中もスマートフォンを見ていた。
家事で下を向く時間が長かった。
細かな作業を続けていた。
一つ一つの動作では強い痛みを感じなくても、同じような身体の使い方が長く続けば、首・肩・背中周辺の筋肉へ負担が積み重なる場合があります。
その結果として、一日の後半に肩甲骨周辺の張りや重だるさを感じることがあります。
そのため、
「夕方に痛くなったから、夕方に何か悪いことをした」
とは限りません。
午前中から続いていた負担が、夕方になって症状として気になり始めた可能性も考えてみる必要があります。
デスクワークでは肩甲骨が「動いていない時間」が長くなる
パソコン作業をしているとき、身体を大きく動かすことはあまりありません。
画面を見る。
キーボードを操作する。
マウスを動かす。
資料を読む。
一見すると身体への負担が少ないように感じます。
しかし問題になることがあるのは、激しい動作ではなく同じ姿勢を長く続けることです。
腕を前に出した状態。
画面を見るために頭を一定の位置に保った状態。
マウスを操作するために片腕を前へ出した状態。
こうした姿勢が長く続けば、肩甲骨周辺の筋肉も同じような働きを続けることになります。
「重たい物を持ったわけではないのに肩甲骨がつらい」
という方でも、身体への負担がなかったとは限りません。
動かないこと自体が、身体にとって負担になる場合もあります。
マウスを使う側だけつらくなることも
左右どちらか一方の肩甲骨内側がつらい場合には、仕事での身体の使い方も確認してみましょう。
たとえば右手でマウスを使う方の場合、右腕を前へ出した状態で細かな操作を長時間続けます。
すると、
「右肩だけ重い」
「右の肩甲骨の内側だけ凝る」
「右腕までだるくなる」
と感じることがあります。
もちろん、右側がつらいからといってマウスだけが原因とは限りません。
しかし、
右側だけ症状が強い。
仕事の日に悪化する。
休日は少し楽。
という特徴があるのであれば、仕事中の身体の使い方を確認する価値があります。
マウスが身体から遠すぎないか。
机と椅子の高さはどうか。
右腕を前へ伸ばしたままになっていないか。
こうした小さな部分も振り返ってみましょう。
ノートパソコンでは「画面」と「手元」の位置にも注目
ノートパソコンは持ち運びやすく便利ですが、画面とキーボードが一体になっています。
キーボードへ手を置きやすい位置に合わせると、画面が低くなりやすい。
画面を見やすい高さへ持ち上げると、今度はキーボードを操作しにくい。
このような特徴があります。
長時間ノートパソコンを使っている方で、
「気付くと顔が画面へ近づいている」
「午後になると首から肩甲骨まで重い」
という場合には、作業環境も一度確認してみてください。
大切なのは、
「姿勢を良くしなければ」
と力を入れ続けることではありません。
身体に負担がかかりにくい環境を作り、同じ姿勢が長時間続かないようにすることです。
スマートフォンは仕事後の肩甲骨にも影響しているかもしれません
仕事が終わると、
「やっとパソコンから離れられた」
と思うかもしれません。
ところが帰宅後、
ソファでスマートフォンを見る。
動画を見る。
SNSを見る。
ニュースを読む。
メッセージを返す。
という時間が続いていないでしょうか。
パソコンから離れていても、首を下へ向け、腕を身体の前に出した状態が続けば、首・肩・肩甲骨周辺は十分に休めていない可能性があります。
そのため、
「仕事中は仕方ないから、帰ったら休んでいる」
という方も、どのような姿勢で休んでいるのか確認してみましょう。
身体にとっての休憩は、
「仕事をしていない時間」
と必ずしも同じではありません。
姿勢や身体の使い方が変わっているかという視点も必要です。
淡路島では車の運転も見逃せません
淡路市をはじめ淡路島で生活していると、通勤や買い物、家族の送迎などで車を使う機会が多い方もいます。
運転中は、
ハンドルを握る。
前方を見る。
ミラーを確認する。
一定の姿勢を保つ。
という状態が続きます。
長時間運転したあと、
「肩が重い」
「肩甲骨の内側が張っている」
と感じた経験はないでしょうか。
特に、
通勤で毎日運転する。
仕事でも車を使う。
休日も長距離を運転する。
という方では、一週間を通して同じような負担が続いている場合があります。
また、運転席の位置にも注意が必要です。
シートが後ろすぎて腕を伸ばした状態でハンドルを握っている。
背もたれを倒しすぎている。
身体とハンドルの距離が合っていない。
こうした状態では、肩周辺へ余計な力が入りやすくなることがあります。
運転後に肩甲骨の内側がつらくなる方は、シート位置も一度見直してみましょう。
家事でも肩甲骨周辺へ負担は積み重なります
肩甲骨周辺のつらさは、デスクワークをする方だけの症状ではありません。
料理。
洗い物。
掃除。
洗濯物を干す。
アイロン。
裁縫。
庭仕事。
こうした日常生活でも、腕を身体の前で使ったり、下を向いたりする時間があります。
特に料理や洗い物では、
「身体を大きく動かしていないから負担は少ない」
と思いやすいのですが、同じ高さで手を使い続けます。
朝食の準備。
片付け。
昼食。
夕食。
洗い物。
一回の時間は短くても、一日の中で何度も繰り返します。
肩甲骨周辺の症状を考えるときには、仕事だけではなく仕事以外で腕をどのように使っているかも確認してみてください。
「猫背だから肩甲骨が痛い」と決めつけない
肩甲骨の内側がつらいと、
「猫背だからですよ」
「姿勢が悪いからです」
と言われた経験がある方もいるでしょう。
姿勢は身体への負担を考えるうえで重要な要素です。
ただし、
「猫背=必ず肩こりになる」
「姿勢を真っすぐにすれば肩甲骨の痛みはなくなる」
と単純に考えることはできません。
なぜなら、身体にとって負担になりやすいのは、姿勢の見た目だけではなく同じ姿勢をどのくらい続けているかという点も関係するからです。
背中を丸めた姿勢を長時間続ける。
反対に、
「姿勢を良くしなければ」
と胸を張り、肩甲骨を後ろへ寄せた状態を長時間続ける。
どちらも同じ姿勢を固定し続けているという点では共通しています。
大切なのは、
「正しい姿勢を一日中維持すること」
ではありません。
一つの姿勢へ固まりすぎないよう、こまめに身体の位置を変えることです。
無理に胸を張り続けていませんか?
肩こり対策として、
「胸を張る」
「肩甲骨を寄せる」
ことを意識している方もいます。
しかし、それを一日中続ける必要はありません。
胸を強く張り、
肩を後ろへ引き、
肩甲骨をギュッと寄せる。
この姿勢を長時間続ければ、肩甲骨の内側にある筋肉へ力が入り続ける可能性があります。
すると、
「姿勢を良くしようとしているのに、肩甲骨の内側が余計につらい」
ということも起こり得ます。
姿勢は「一つの正解に固定するもの」ではなく、状況に合わせて変化するものです。
背筋を伸ばす時間があってもよい。
少し力を抜く時間があってもよい。
立つ時間があってもよい。
歩く時間があってもよい。
身体にとっては、良い姿勢を探すこと以上に、姿勢を変えることが重要になる場合があります。
肩甲骨をたくさん回せば良くなる?
肩甲骨周辺が重いと、
「肩甲骨を動かした方がいい」
と思い、肩を何度も大きく回す方もいるでしょう。
長時間同じ姿勢を続けたあとに、無理のない範囲で肩や腕を動かすことは身体を動かすきっかけになります。
ただし、
痛いのを我慢して大きく回す。
ゴリゴリ音が鳴るまで繰り返す。
強く伸ばし続ける。
という方法が必要なわけではありません。
肩を動かしたときに鋭い痛みが出る場合や、腕を上げにくい場合には、
「硬いからもっと動かそう」
と無理をしないでください。
肩甲骨周辺のつらさに対しても、強ければ強いほど効果的という考え方は避けることが大切です。
肩甲骨そのものより「周りの筋肉」を考える
肩甲骨は骨なので、肩甲骨そのものが凝るわけではありません。
私たちが、
「肩甲骨が凝っている」
「肩甲骨の内側が張っている」
と感じているときには、その周辺にある筋肉などの状態を確認する必要があります。
肩甲骨周辺には、首・肩・背中・腕の動きに関係するさまざまな筋肉があります。
そして、それぞれの筋肉は単独で働いているわけではありません。
首を動かす。
肩を上げる。
腕を前へ出す。
腕を上げる。
肩甲骨を動かす。
姿勢を保つ。
こうした日常の動きの中で複数の筋肉が協力しています。
そのため、
「肩甲骨の内側が痛いから、そこだけ揉めばいい」
とは限りません。
次の章では、肩甲骨周辺にある僧帽筋・菱形筋・肩甲挙筋などの役割、トリガーポイントとの関係、片側だけつらくなる理由、強く押すセルフマッサージの注意点、日常で取り入れたい対策、医療機関への相談を優先したい症状についてさらに詳しく解説します。
肩甲骨周辺にはどのような筋肉がある?
肩甲骨の内側がつらいとき、
「肩甲骨が固まっている」
と表現する方もいます。
実際には、肩甲骨そのものが固くなるというより、肩甲骨の周辺にある筋肉や身体の動きを確認していくことが大切です。
肩甲骨周辺にはさまざまな筋肉がありますが、肩こりや肩甲骨周辺の症状を考える際によく確認する筋肉として、
僧帽筋。
菱形筋。
肩甲挙筋。
などがあります。
名前だけ聞くと難しく感じるかもしれませんが、すべて覚える必要はありません。
大切なのは、
肩甲骨周辺には複数の筋肉があり、それぞれが首・肩・腕・肩甲骨の動きに関係している
ということです。
首から背中まで広く関係する「僧帽筋」
僧帽筋は、首から肩、背中にかけて広がっている大きな筋肉です。
肩をすくめる。
肩甲骨を動かす。
腕を動かす際に肩甲骨を安定させる。
こうした働きに関係しています。
長時間のデスクワークやスマートフォン、運転などで首や肩周辺に負担が続いた場合、僧帽筋周辺に張りや重だるさを感じることがあります。
ただし、
「肩が凝っている=僧帽筋だけが悪い」
というわけではありません。
同じ肩こりでも、症状を感じる場所や動作、生活背景は異なります。
僧帽筋は確認する筋肉の一つであり、それだけですべての肩こりを説明することはできません。
肩甲骨の内側にある「菱形筋」
「肩甲骨と背骨の間がつらい」
という方で確認することがあるのが菱形筋です。
菱形筋は背骨と肩甲骨の間に位置し、肩甲骨の動きや安定に関係しています。
デスクワークなどで腕を身体の前に出す時間が長い方では、
「肩甲骨の内側が引っ張られるように感じる」
「背骨と肩甲骨の間を押してほしくなる」
と訴えることがあります。
一方で、
「菱形筋が伸ばされているから、肩甲骨をずっと寄せておけばいい」
と単純に考えないことも大切です。
前章でも触れたように、肩甲骨を強く寄せた状態を長時間維持すると、それ自体が筋肉への負担になる可能性があります。
身体は一つの位置へ固定するのではなく、状況に合わせて動くことが必要です。
首から肩甲骨につながる「肩甲挙筋」
肩甲挙筋は、その名前の通り肩甲骨を引き上げる働きなどに関係する筋肉です。
首と肩甲骨をつないでいるため、
「首の付け根から肩甲骨の上側までつらい」
「首を動かすと肩甲骨の上の方が引っ張られる」
といった症状がある場合に確認することがあります。
たとえばパソコン作業中に頭の位置を保ち続ける。
スマートフォンを見るために首を下へ向ける。
運転中に前方を見ながら姿勢を維持する。
こうした時間が長く続くことで、首から肩甲骨周辺の筋肉へ負担が積み重なる場合があります。
肩甲骨の内側がつらくても、首の動きと関係していることがあるため、肩甲骨周辺だけを見るのではなく首の状態も確認することが大切です。
痛い場所と原因となる筋肉が一致するとは限りません
肩甲骨の内側が痛いと、その場所を強く押したくなる方もいるでしょう。
実際、
「そこです」
「まさにそこが凝っています」
と感じる場所が見つかることもあります。
しかし、症状を感じている場所と、症状に関係している筋肉が必ず同じ場所にあるとは限りません。
筋肉の状態によっては、刺激した場所とは少し離れたところに痛みや重だるさなどを感じることがあります。
そこでハリココが着目しているのがトリガーポイントです。
トリガーポイントとは?
トリガーポイントは、筋肉の中に形成される硬く緊張した部分です。
トリガーポイントの特徴の一つとして、刺激した場所そのものだけでなく、少し離れた場所へ症状を感じる場合があります。
これを関連痛と呼びます。
たとえば本人は、
「肩甲骨の内側が一番つらい」
と感じていても、身体を確認していくと首や肩周辺の筋肉の状態が関係している可能性があります。
反対に、肩甲骨周辺の筋肉が首や肩のつらさに関係していることもあります。
そのため、
「痛い場所だけを強く揉む」
という考え方ではなく、
どのような動作で症状が出るのか。
どの筋肉に負担がかかっているのか。
普段どのような姿勢や身体の使い方をしているのか。
こうした情報を組み合わせながら考えることが大切です。
「押すと気持ちいい場所」を強く押し続けていませんか?
肩甲骨の内側は、自分の手では届きにくい場所です。
そのため、
マッサージボール。
ストレッチポール。
壁とボール。
マッサージ器。
家族に押してもらう。
といった方法でセルフケアをしている方もいるでしょう。
適度な刺激で心地よく感じるのであれば、リラックスする方法の一つになる場合があります。
ただし、
「痛いほど効いている」
「強く押せば早くほぐれる」
とは限りません。
翌日まで痛みが残るほど押す。
同じ場所を長時間刺激する。
強い痛みを我慢しながら押し続ける。
こうした方法は避けましょう。
強い刺激を繰り返していると、
「もっと強く押さないと効いた感じがしない」
となってしまうこともあります。
セルフケアでは、刺激の強さを競う必要はありません。
行っている最中だけでなく、終わったあとや翌日に身体がどう感じるかまで確認してください。
「肩甲骨はがし」をすれば肩こりは良くなる?
肩こりについて調べていると、「肩甲骨はがし」という言葉を目にすることがあります。
肩甲骨周辺を動かす施術や運動を、そのように表現しているケースがあります。
肩甲骨周辺を無理のない範囲で動かすこと自体は、長時間同じ姿勢が続いている方にとって身体を動かす機会になります。
ただし、
「肩甲骨をはがせば肩こりが治る」
「肩甲骨が硬いことがすべての原因」
と考えるのは単純化しすぎです。
肩甲骨周辺の症状には、
首の状態。
肩の状態。
腕の使い方。
仕事環境。
運転。
スマートフォン。
睡眠。
運動習慣。
など複数の要素が関係している可能性があります。
一つの方法だけですべてを解決しようとするのではなく、自分の症状がどのような状況で強くなるのかを確認することから始めましょう。
片側だけ肩甲骨の内側が痛い場合
「右だけ痛い」
「いつも左の肩甲骨だけ重い」
という方もいます。
左右差がある場合には、日常生活で左右の身体をどのように使っているか確認してみましょう。
マウスを使う手。
スマートフォンを持つ手。
バッグを持つ側。
車を運転するときの姿勢。
仕事でよく使う腕。
横向きで寝るときの向き。
こうした習慣に左右差があることがあります。
もちろん、
「右でマウスを使うから右肩甲骨痛の原因はマウス」
と一つに決めつけることはできません。
ただ、
仕事の日だけ右側がつらい。
長時間運転した日は右側が重い。
休日は症状が軽い。
など一定の傾向があるのであれば、生活との関係を考える材料になります。
「利き手だから仕方ない」で終わらせない
利き手は毎日多く使います。
右利きなら、
マウス。
スマートフォン。
料理。
掃除。
荷物。
仕事での細かな作業。
など、右腕を使う場面が多くなることがあります。
しかし、利き手を使わない生活は現実的ではありません。
大切なのは、
「右手を使わない」
ではなく、
右手を使い続ける時間の中に、どう変化を作るか
です。
マウスから手を離す。
一度立つ。
腕を下ろす。
肩の力を抜く。
少し歩く。
こうした小さな変化でも、同じ姿勢を続ける時間を区切ることができます。
休憩は長時間取らなくても構いません
肩こり対策というと、
「毎時間10分ストレッチしないといけない」
「運動する時間を作らないといけない」
と思うかもしれません。
仕事や家事が忙しい方にとって、それを毎日続けるのは難しいでしょう。
そこで意識したいのが、長い休憩を一回取ることだけではなく、短い動きをこまめに挟むことです。
コピーを取りに立つ。
飲み物を取りに行く。
トイレへ行く。
電話をするときに立つ。
肩を軽く動かす。
数歩歩く。
これだけでも座り続ける時間を一度区切ることができます。
「完璧なストレッチをしなければ意味がない」
と考える必要はありません。
まずは、同じ姿勢の連続時間を減らすところから始めてみましょう。
肩を回すなら「大きさ」より身体の反応を見る
仕事の合間に肩を動かす場合も、
「できるだけ大きく回さないと」
と頑張る必要はありません。
痛みのない範囲で肩を動かす。
腕を一度下ろす。
力を抜く。
立ち上がる。
首の位置を変える。
それだけでも姿勢の変化になります。
肩を回したときに、
鋭い痛みが出る。
腕にしびれが出る。
いつもとは違う痛みが出る。
という場合には無理に繰り返さないでください。
セルフケアは身体を確認しながら行うことが基本です。
お風呂で温めると楽になる方へ
「お風呂に入ると肩甲骨周辺が楽になる」
という方もいます。
入浴によって身体が温まり、リラックスする時間を作れるのであれば、日常のケアとして取り入れるのもよいでしょう。
ただし、
「温めればすべての痛みに良い」
というわけではありません。
急に強い痛みが出た。
転倒や衝突のあとから痛い。
腫れや熱感がある。
などの場合には、慢性的な肩こりと同じように考えないことが大切です。
症状の原因が分からない場合や、普段とは明らかに違う痛みがある場合には、自己判断だけで長期間様子を見ないようにしましょう。
肩甲骨周辺の痛みでも医療機関を優先したい場合があります
肩甲骨の内側が痛いからといって、すべてを「肩こり」と考えないことも非常に重要です。
特に、
- 転倒や事故など明確な外傷後から強く痛む
- 胸の痛みや圧迫感、息苦しさを伴う
- 冷や汗や強い吐き気などを伴う
- 腕や手に強いしびれ、力の入りにくさがある
- 発熱や強い体調不良を伴う
- 安静にしていても強い痛みが続く
- 夜間に強い痛みで何度も目が覚める
- 日を追うごとに急激に症状が悪化している
といった場合には、整体やセルフケアより医療機関への相談を優先してください。
特に胸部症状や息苦しさなどを伴う場合には、肩こりだと自己判断せず、速やかに適切な医療機関へ相談することが重要です。
また、ここに当てはまらなくても、
「これまで経験したことのない痛み」
「原因が分からず不安」
「長期間続いている」
という場合には、一度医療機関で相談することも選択肢です。
「肩甲骨の内側が痛い」という情報をもっと具体的にする
ここまでの内容を踏まえると、
「肩甲骨が痛いです」
という一言だけでも、確認できることはたくさんあります。
右か左か。
両側か。
上側か下側か。
背骨に近いか。
朝から痛いか。
夕方に強くなるか。
仕事の日に強いか。
休日は楽か。
パソコンを使うとどうか。
スマートフォンを使うとどうか。
運転後はどうか。
首を動かすと変化するか。
腕を上げるとどうか。
押すとどう感じるか。
休むと楽になるか。
これらをすべて自分で分析する必要はありません。
ただ、
「いつ、何をしているときに、どこがつらいのか」
を少し意識しておくだけでも、身体の状態を理解するための情報になります。
肩甲骨の内側のつらさは、単にその場所を揉むだけではなく、首・肩・背中・腕の使い方と日常生活を一緒に確認することが大切です。
次の章では、ハリココ鍼灸治療院/整体院 淡路志筑院で、肩甲骨の内側の痛みや肩こりに対してどのようなカウンセリング・動作確認を行うのか、原因筋やトリガーポイントをどう確認するのか、施術後に何を評価するのか、再び負担をためにくくするための日常生活の考え方まで詳しくご紹介します。
淡路志筑院では肩甲骨の内側の痛みをどう確認する?
ハリココ鍼灸治療院/整体院 淡路志筑院では、
「肩甲骨の内側がずっと重い」
「肩を揉んでもらっても、つらい場所が少し違う」
「仕事をしていると右の肩甲骨だけ痛くなる」
といったご相談をいただいた場合、最初から「姿勢が原因」「肩甲骨が硬い」と決めつけるのではなく、まず現在の症状について詳しくお話を伺います。
いつ頃から症状があるのか。
右側か左側か、両側なのか。
どのあたりが一番つらいのか。
痛みなのか、重だるさなのか、張りなのか。
朝と夕方で違いがあるのか。
仕事の日と休日で違いがあるのか。
パソコンをどのくらい使うのか。
スマートフォンを見る時間は長いのか。
車を運転する時間はどのくらいなのか。
家事や仕事では腕をどのように使うのか。
睡眠を取った翌朝はどうなのか。
これまでに医療機関やほかの施術を受けたことがあるのか。
こうした情報を会話の中で整理していきます。
同じ「肩甲骨の内側が痛い」という症状でも、その方によって生活背景は違います。
一日中パソコンを使う方と、仕事で車を長時間運転する方では身体の使い方が異なります。
家事で腕を使うことが多い方と、細かな手作業を長時間続ける方でも負担のかかり方は同じではありません。
だからこそ、症状の場所だけでなく普段どのように身体を使っているのかまで確認することを大切にしています。
「何に困っているのか」も大切な情報です
肩甲骨の内側が重くても、
「我慢できないほどではない」
という方は少なくありません。
しかし、痛みや重さの数字だけでは分からないことがあります。
夕方になると仕事へ集中しにくい。
何度も肩甲骨周辺を押しながら仕事をしている。
帰宅すると背中が重く、家事をするのがつらい。
休日になると疲れて横になっている時間が長い。
趣味を楽しむ気力がなくなってきた。
長時間運転するのが嫌になった。
旅行や外出で車に乗る時間を気にするようになった。
このように、症状によって生活が少しずつ変化していることがあります。
そのため、
「痛みは10段階で何点ですか?」
という確認だけではなく、
その症状によって何がしにくくなっているのか、どのような状態を目指したいのか
もお聞きします。
「仕事が終わるまで肩甲骨を気にせず過ごしたい」
「長距離運転をしても以前ほどつらくならないようにしたい」
「休日を身体を休ませるだけで終わらせたくない」
目指す状態が分かれば、その後の身体の変化も確認しやすくなります。
首・肩・肩甲骨を実際に動かして確認します
カウンセリングのあとは、身体の状態に合わせて動きを確認します。
首を左右へ向ける。
上や下を見る。
肩を上げる。
腕を前から上げる。
腕を横から上げる。
肩甲骨周辺を動かす。
必要に応じて仕事中に近い姿勢も確認する。
このような動作を無理のない範囲で行います。
ここで重要なのは、単純に、
「身体が硬いですね」
「肩甲骨が動いていませんね」
と判断することではありません。
たとえば、
首を右へ向けると左の肩甲骨内側が引っ張られる。
腕を上げると肩甲骨の上側がつらい。
肩をすくめると普段感じている重さが出る。
じっと座っていると徐々に症状が再現される。
こうした普段の症状と身体の動きとのつながりを確認していきます。
また、左右差がある方では、右と左の動きも比較します。
症状がある側だけを見るのではなく、痛くない側と比較することで気付けることもあります。
痛みを無理に再現させる必要はありません
身体の状態を確認すると聞くと、
「痛い動きを何度もやらされるのでは?」
と不安になる方もいるかもしれません。
強い痛みを我慢して動かす必要はありません。
症状が出る動作を確認するときも、その方の状態に合わせて行います。
特に、
腕を上げると強く痛む。
首を動かすと腕までしびれる。
特定の動きで鋭い痛みが出る。
という場合には無理をしないことが大切です。
身体を評価するために症状を悪化させてしまっては意味がありません。
筋肉を触って「原因筋」の仮説を立てる
カウンセリングや動作確認で得られた情報をもとに、首・肩・肩甲骨周辺の筋肉を確認していきます。
肩甲骨の内側が痛いからといって、そこだけを触るとは限りません。
首周辺。
肩の上部。
肩甲骨周辺。
背中。
その方の症状や身体の使い方に合わせて確認します。
筋肉を触った際に、
「そこが普段つらいところです」
と感じる場合もあれば、
「そこを押されると肩甲骨の内側まで響く感じがする」
という場合もあります。
こうした反応も一つの情報として、症状と関係している可能性のある原因筋を考えていきます。
ただし、一つの筋肉を見つければすべて解決するという意味ではありません。
身体は複数の筋肉が協力して動いています。
さらに日常生活で同じ負担が繰り返されれば、施術だけではなく生活面も考える必要があります。
トリガーポイントケア整体で筋肉へアプローチ
筋肉へのアプローチが適していると判断した場合には、ハリココのトリガーポイントケア整体を行います。
トリガーポイントを確認しながら、症状と関係している可能性のある筋肉へ施術を行います。
ここでも、
「肩甲骨が痛いから、とにかく肩甲骨の内側を強く押す」
という考え方ではありません。
症状が出る場所。
動作。
筋肉の状態。
普段の身体の使い方。
これらを照らし合わせながら施術します。
刺激の感じ方にも個人差があります。
「強ければ強いほど良い」というものではありませんので、刺激が強すぎる場合や不安がある場合には遠慮なくお伝えください。
必要に応じて鍼灸を組み合わせます
身体の状態によっては、整体に加えて鍼灸をご提案することがあります。
鍼を使用することで、手技だけではアプローチしにくい筋肉のトリガーポイントを狙うことができます。
一方、
「鍼を受けたことがない」
「怖い」
「どのくらい刺激があるのか分からない」
という方もいるでしょう。
初めてで不安なことがあれば、施術前にお伝えください。
ハリココでは国家資格を持つスタッフが身体を確認し、施術内容をご説明しながら進めます。
その方の身体の状態やご希望を確認せず、一律に同じ施術を行うわけではありません。
施術直後の「軽くなった」だけで終わらせない
施術後、
「肩が軽い」
「肩甲骨周辺を動かしやすい」
と感じることがあるかもしれません。
施術前後の変化を確認することは大切です。
しかし、そこで評価を終わらせないことも重要です。
たとえば、
「仕事を始めると夕方には必ず右肩甲骨が重くなる」
という方の場合、本当に確認したいのは仕事へ戻ったあとです。
何時頃から症状が出たか。
以前と同じ作業をしたときはどうだったか。
夕方の重だるさはどうだったか。
運転後はどうだったか。
帰宅後まで症状が残ったか。
翌朝はどうだったか。
こうした変化も確認します。
以前は昼過ぎからつらかったものが、夕方まで気にならなかった。
以前は毎日つらかったものが、気にならない日が出てきた。
以前は帰宅後もずっと重かったものが、休むと気にならなくなった。
こうした変化も身体の状態を考えるための材料です。
「痛いか、痛くないか」だけではなく、症状の頻度・時間・生活への影響まで見ることを大切にしましょう。
身体が楽になったあとこそ生活を振り返る
施術を受けて身体が楽になると、
「これで大丈夫」
と思うかもしれません。
しかし、肩甲骨周辺へ負担がかかっていた生活環境がまったく変わっていなければ、同じような負担が再び積み重なる可能性があります。
だからといって、
パソコンをやめる。
スマートフォンを使わない。
車を運転しない。
家事をしない。
という生活は現実的ではありません。
重要なのは、必要な生活を続けながら負担を一か所へ集中させすぎないことです。
まずは「30分ストレッチ」より小さな変化から
肩こりを何とかしようとすると、
「毎日運動しなければ」
「朝晩ストレッチしなければ」
と大きな目標を作りがちです。
しかし、忙しい生活の中で続かなければ意味がありません。
まずは、
パソコン作業の区切りで一度立つ。
マウスから手を離す。
腕を身体の横へ下ろす。
コピーを取りに歩く。
昼休みに数分歩く。
帰宅後、スマートフォンを見る前に身体を動かす。
長距離運転では可能な範囲で休憩を入れる。
といった小さな変化から始めてみましょう。
大切なのは完璧な姿勢を作ることではなく、同じ状態を長時間続けない工夫を増やすことです。
「痛くない姿勢」を探し続けなくても大丈夫
肩甲骨周辺がつらい方ほど、
「正しい座り方は?」
「正しい肩甲骨の位置は?」
「正しい枕の高さは?」
と、一つの正解を探したくなるかもしれません。
環境を整えることは重要です。
ただし、どれほど見た目の良い姿勢でも、何時間も同じ状態を続ければ身体がつらくなることがあります。
姿勢は固定するものではなく、変化させるものと考えてみましょう。
少し座る。
立つ。
歩く。
腕を動かす。
力を抜く。
また座る。
このように身体を使うことで、一つの場所へ負担が集中する時間を減らしていきます。
「まだ仕事はできる」だけで判断していませんか?
慢性的な肩こりや肩甲骨周辺の重だるさでは、強い痛みが出ないまま長く続くことがあります。
そのため、
「仕事には行けている」
「家事もできている」
「腕も上がる」
という理由で相談を後回しにする方もいます。
しかし、以前の生活と比べてみてください。
仕事中に肩を押す回数が増えた。
集中できる時間が短くなった。
帰宅後に横になることが増えた。
休日に外出するより休みたいと思うことが増えた。
長時間の運転を避けるようになった。
好きだった趣味をする時間が減った。
こうした変化があるのであれば、症状はすでに生活へ影響している可能性があります。
相談するタイミングを、
「我慢できなくなったとき」
だけに設定する必要はありません。
淡路市で肩甲骨の内側の痛み・肩こりにお悩みの方へ
肩甲骨の内側が痛い、重い、張る。
このような症状があると、
「猫背だから」
「肩甲骨が硬いから」
「運動不足だから」
と一つの理由に結びつけたくなるかもしれません。
しかし実際には、
パソコン。
スマートフォン。
車の運転。
家事。
腕の使い方。
首や肩の動き。
肩甲骨周辺の筋肉。
休憩の取り方。
睡眠。
さまざまな要素を確認することが大切です。
また、肩甲骨周辺の痛みだからといって、すべてが筋肉によるものとは限りません。
胸の痛みや息苦しさを伴う場合、外傷後から強く痛む場合、腕や手に強いしびれや力の入りにくさがある場合、発熱や強い体調不良を伴う場合などは、整体ではなく医療機関への相談を優先してください。
そのうえで、
「長時間仕事をすると肩甲骨の内側が重くなる」
「肩を揉んでも繰り返している」
「首・肩・背中の筋肉や身体の使い方を一度確認したい」
という方は、ハリココ鍼灸治療院/整体院 淡路志筑院へご相談ください。
症状を感じている場所だけではなく、普段の生活や身体の動きを一緒に確認しながら、現在の状態を整理していきます。
ご予約・ご相談はこちらからお問い合わせいただけます。
ハリココ鍼灸治療院/整体院 淡路島3院のご案内
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淡路志筑院
淡路市志筑
(コメダ珈琲淡路志筑店横)
肩甲骨の内側のつらさを「いつもの肩こり」で終わらせず、いつ・どのような生活のあとに症状が強くなるのかを振り返ることから始めてみましょう。
※島外よりお越しの方へ※
当院では根本治療を目的としており、そのためには定期的な通院をお願いすることになるため、通院が難しい島外の方は初回キャンペーン価格が適用外となります。(通常価格8,800円での施術とさせていただいております。あらかじめご了承の上、ご予約をお願いいたします。)






